Lacrimosa 日々思いを綴る
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オリンピックのメダルラッシュでかすみがちだが、まだまだ喉元すぎるには早すぎるぞー。 たとえ放射能漏れはなかったとしても、死傷者11名の大惨事だ。
日本は世界でも稀に見る原発大国。石油・石炭の自給が利かないので、火力発電には限界がある。京都議定書の関係もあるしな。水力では、火力ほどのコストに見合う発電量は期待できない。風力は発電量にばらつきがある。結局は原子力発電に頼らざるを得ない。 ウランも輸入で賄われているわけだが、化石燃料に比べてコストは激安。問題は…ウランはあと120年くらいで掘りつくされるのでは、って事。 何万年も前に、アフリカ大陸の中央にウランの大鉱脈があったらしい。あまりにも密に集まっていたせいで、ちょっとした地殻変動で勝手に臨界を起こし、6000年にも渡って燃え続けたらしい。 でも、その鉱脈が今でも残ってたら、核のゴミ問題はもっと深刻になってたな。
しかし、それよりも深刻なのは、日本の原発の安全管理体制がザルだって事。 もんじゅのナトリウム漏れ事故、東海村JCOの臨界事故の教訓が全く生かされていない。喉元すぎるのが早すぎるっつーの。もっと猫舌になれよ。 まぁ、日本人の原発に対する見方にも問題がないわけではない。 一切の不具合を認めようとしない、って感じだよな。自動車だって3年走ればブレーキパッドも減ってくるさ。オール・オア・ナッシングじゃねぇっつの。 これから先、電力消費量はさらに増える。人間の居住区が増えれば、電気を通さなくちゃならないからな。「省電力生活」、本気で考える時期じゃないの? とは言え…温暖化が進んだら、電力無しじゃ生活できないよなあ。うちわだけじゃ涼は取れねぇよ。
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