Lacrimosa 日々思いを綴る
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羽幌への道中、日本海沿岸を走行する。 すっかり秋、誰もいない海。 海の家もすでに閉店。 さざ波の海面を眺めつつ走行していると…フロントガラスに昆虫らしきものがバシバシぶつかる。 この時期に虫?しかもかなり多数。せっかく拭いて出て来たのに、あっという間に「昆虫汁」でベタベタ。これってワイパーかけても伸びるだけで、きれいにならないんだよなぁ。 夏はトンボだったけど、今回は小さく黒い虫。小さくて正体がつかめないまま、目的地に到着。車両を入れ替え、帰路につく。 古丹別近くのバス待合所兼駐車帯(トイレ完備)で車を停める。 トイレに行こうと待合室に足を踏み入れた途端…戦慄した。フロントガラスにぶつかっていた虫の正体。ここが発生源ではないと思うが…
蝿だ。蝿の群れだ。 10匹や20匹ではない。軽く見積もっても100は下るまい。 窓の周辺に群がり、室内に羽音を響かせている。 モンシロチョウの群れなら、平気だ。 トンボの群れも、まだガマンできる。 しかし、いくら虫好きの俺と言えど、今回はさすがに寒かった。 トイレにはそれ程いなかったが…それでも20匹はいた。怖くて個室の扉は開けられなかった。
蝿の王・ベルゼブブ。 こんな所で、その名を思い出すとは、思ってもみなかった。
んで、明日も同時刻に羽幌へ走る。 明日は、鰊番屋で休憩しよう。
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