みゆきの日記
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2011年02月27日(日) 柴田さんに会った。

そろそろ、会わない?ってメールがきたのは、2週間前。

来週は米国出張だからその後にでも、と書かれていて、
じゃ、戻ったら連絡ください、と返したときは、あまり実現すると思っていなかった私。
アメリカから戻ってきた柴田さんからまたメールがきたのは先週の月曜日のことだった。

「今度の金曜日はどう?ちょっと急すぎるかな」

あまりに急な誘いに、かえってあれこれ考えずに会えてしまう気がして、
ダメでもともとだと思い調整してみたら、不思議なくらいうまく運んで、
そして、少しお洒落をして指定の場所に向かうまで半信半疑のまま、事がすすみ、
約3年半ぶりに、二人で会うことができたのだった。

楽しかった。

3年半前に二人で会った時は、指が冷たくなるくらい緊張したり、
まるで夢心地だったのだけれど、今回私はずっと落ち着いていて、
もっと冷静に自分のことや、柴田さんのことを見ることができた気がしている。

だけど、、、。
7時半に会い、11時前にお店を出るまでの間、なんて、なんて楽しかったことか!
柴田さんってなんて素晴らしい人なんだろうって胸が熱くなる。
たくさん、たくさん、いろんな話をして、今までなんとなく腑に落ちない気がしていたことも、すとんと納得がいって、
私はもっと柴田さんに会わなくちゃいけないような気がした。

現実的な問題として、私はそう夜は出かけられないから、
もっと会いたいと思ってもそううまくはいかないんだけど。
それを、無理して、家族をないがしろにしてまで会う気持ちはないんだけど、
気持ち的に柴田さんに結び付けられた気がした今回の逢瀬。

バンコクで会っていたころ、私が自分の住む街へ帰る時、いつも柴田さんが空港で見送ってくれた。
その時私は、さよならと手を振った後、一度も振り返らなかったそうだ。

「普通、角を曲がるときにもう一度振り返って手を振るよな?
 みゆだけだよ、一度も振り返らない人。」

そう言って、柴田さんは笑った。

別れる時、電車で帰るという柴田さんにさよならしてタクシーに乗り、
ふとその話を思い出して振り返ってみると、柴田さんが手を振ってくれていた。
いつも、こんな風に見ていてくれたんだと思って胸があたたかくなった。

さ、また現実に帰って、たくさんやることがあるわ。
柴田さんのことは、大切に胸にしまっておくつもり。


みゆき |MAIL

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