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■ 私が思った、その日のすべて。
わけもわからず、喧嘩の仲裁をした。その人の顔から血がだらだら流れていて、返り血を浴びた。押さえつけたその人は、それでも猛り狂っていて、男って馬鹿なんだ、と心から思った。言い分を聞いてみると、「あいつが、あいつが」とだけ言われた。あいつが、何なんだ?てめーがよっぱらってるだけじゃねえか、腐ったプライドが何しくさると思った。服に血がいっぱいついた。そのときは仕方ないと思ったけど、今は正直むかついている。 そのあと、その人に「彼女にどう弁解したらよいか」と聞かれた。聞いてるくせに、意見を聞こうともしない。そのくせ、あちこちが痛い痛いと、何時間も言った。甘えた馬鹿野郎だと思った。 そのうちに、カバンがない、と言われた。つきあいで、そこらを探し回った。なかったので、交番に行き、事情を説明した。その人はうそばかりついたので、激昂してやったら、びびって逆切れしてきた。 本当に阿呆なんだなあ、彼女に振られちまえ、死ね、と思った。
2005年06月10日(金)
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