スナックおのれ
毛。



 逆「これみよがし」ランデヴー。

 寒い季節になりました。人肌恋しい季節となりました。一般市民の民家に灯される「これみよがし」なクリスマスの飾り付けが目にしみる季節となりました。
 電車に乗っていると、これまた「これ見よがし」な恋人たちに出会います。そう混んでもいない電車内で行われる、50ヘーホーメートル満員電車。ふたり埼京線(朝)ごっことでも言いましょうか。手だけ握っているのならまだしも、顔と顔の距離が10cm未満だったり、果ては首に腕を、こうはんなりとまきつけていたり。まわりを見てみると、あきらかに目をそらそうとしているおじさんや、あからさまに顔をしかめるおばちゃん、自分の人生にとってはまったく関係ねえやとばかりに無関心な若者と、周囲のみんながみんな、見なかったことにしていることに気づきます。なにも迷惑かけてないじゃない、と開き直られたら終わりですが、人ってどうも「これみよがし」に、弱いみたい。
 今日、京王線にて、その逆バージョンカップルを見ました。どうやらまだつきあっていないらしい男女。女の方は積極的に横の男子にアピールしていて、男子の方に体を向ける、乗り出す、突き出す。しかし、一方で男子はそれをよけすぎたか、体と座席の角度が30度くらい。これまた「これみよがし」すぎます。いっそのこと、いつもの恋人たちのように、はんなりと手のひとつでもまきつけてもらった方がよかったのかしら、と思いながら、珍しい「これみよがし」に困惑。
 その後、私は乗換駅でいっしょにおりた男女の後ろにぴったりとくっつき、様子をうかがってしまった次第であります。これまた「これみよがし」だよなあ、と思いつつも。

2004年12月07日(火)
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