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■ 男の背中。母の手。
真似できないと思っていた。それは男の人の背中。女だと真似できない、太刀打ちできないものがあった。仕事の責任とか懸命さとか、疲れとか、孤独とか、相反するものもすべてを含んでシャンとしているような気がした。そして、それは歳を追うごとに強くなるような気がした。孤独や疲れをもねじ伏せる自信とか歴史が強さになってあらわれているのだろうと思っていた。 今、まわりを見渡してみる。道ゆく人、会社、電車の中で。そんな背中を探してみる。けれど、そんな背中が少ないことに気付いた。 同じように、男の人に真似できないもの。それは母の手だと思う。水仕事でガサガサになって、家事をした長い年月で節くれだった母の手。でかくて、あたたかい手。父の背中とはまったく違う意味で、支えてくれるなあと思う。そんな手。 新聞紙面に父の不在、母性の欠落、そんな話題が登り始めて久しい。男の背中、母の手。ふたつがなくなった時、男と女、それを含む社会はどうなるのかな?と思う。自分だけは、と思うけれど、未来に不安がないというのは嘘になる。20代後半。少し、人生を考える。
2004年02月15日(日)
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