 |
 |
■■■
■■
■ 去年の私は、カイガラムシ。
カイガラムシって知ってます?植物をそだてたことがある方なら、わかると思うんですが、植物の茎につく白い害虫です。粉をふいたような丸っこい体。一見、めんぼうのさきっちょの綿を硬く丸めたものが、ちょぼちょぼとたくさんついているように見えます。手も足も殻の内側にしまっていて、一見、どちらが頭だかわからない。そんな生物です。ところで、アレ、潰したことってあります?つぶすとね、真っ赤な体液が出るんですよ。絵の具の赤を体に溜め込んでいるイメージ。絵の具が白い布に巻かれている感じ。去年の私は、ちょうどそんなんです。あきらかな害こそなかったけれど、手も足も出さないで、生きるためだけにしがみついていました。職場ではほとんど口もきかず、言われた通りに逆らいもせず。きっとね、潰すとね、赤い汁が出たと思いますよ。人とはちょっと違う赤い絵の具みたいな。だから、時々、献血に言って血を見て、安心したりとかしてました。ああ、まだ血のままだってね。そんなことを、最近お気に入りの曲を聴いていたら思い出しました。あの頃は、新しいお気に入りの音楽すら手に入れるのがおっくうだったなあって。
2004年02月04日(水)
|
|
 |