ことばは気持ちを紡がない
寄り添ったときのないまぜな思い
繋いだ手はすごくよく語る
さっき言いそびれたありがとうも

ときに不安になるのは
贅沢なのかな
欲張りな考えが大きくなって
膨れちゃう前に

きらきらをくれる
世界でただひとりの君に
返せるものはなんなんだろう
きっとやっぱりことばでは言えないような
きらきらな時間
2020年06月11日(木)

よるのできごと

私の欠点が
オセロのようにひっくり返ってって
それは良いことなんだよと肯定してくれる
そんな人が現れるなんて
思ってなかった

私の悩みを
ぜんぶひっくるめて笑い飛ばしてくれる
そんな人が現れるなんて
思ってなかった

あのひとはできた人
そんな人が
私のことを好きだといってくれるなんて
思ってなかった

煮詰めて
上澄みを掬っても沈殿をさらっても
ぜんぶ等価な気持ちで
2020年06月03日(水)

続く

今日も君のこと 考えながら 過ごした 少し暑い日。
幸せな一瞬が積み上がって ちょっとめまい
これからどうなるのかな この幸福は続くのかな
それとも当たり前になっちゃうのかな
できることなら ずっと新鮮な気持ちでいたいな

ずっと瞬き続きますように
2020年05月03日(日)

土曜日の準備体操

あなたを待って、キッチンに立つ昼下がり。
時計の針の進みは遅い。
昨日交わした何気ない会話を
思い出しては栄養にして。

飛びつくための予行練習。
私の中にいなかったはずの私が君に好きを唄っている。
2020年04月25日(土)

返歌

愛をうたうには、私のうたは下手すぎて。
気持ちだけためておくね、
積み上げていくね。

近づいた距離から伝わる温度が
好きを満たしていくよ。
こんなにもまっすぐに
ひとを思えることはしあわせなこと。

凡庸なことばしか紡げないけど。

他の誰にも代わりができない、
目の前の君だけが使う魔法。

ありがとうをたくさん重ねても
足りないんだ
当たり前の奇跡。
2020年04月15日(水)

きょうのこうふく

思いが通じること。
相手も同じ気持ちでいること。
目と目が合うこと。
ほほえむこと。
あたりまえのこうふくが、あたりまえじゃないこと。

特別でいること。
特別であること。

しあわせなこと。
2020年04月14日(火)

げんきですか

本当の、本当に、誰かを好きになるのは
数えるほどしかなかった気がする。
本当の、本当に、好きになった人のことは
本質的に嫌いになったことはない、気がする。
あの人たちが下した結末も
私が決めた決別も
全部やり直せるくらいの、なかったことにできるくらいの選択。

目の前に立つには、勇気がないから、このままだけど。

思い出を飲み干せやしないから
ちらつかせて、すぐにしまいこんで
明日も小さくちくちくさせながら
元気でやっていこう。
2020年04月12日(日)

雑文気分 / aqua

My追加