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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■ニートな僕でも確定申告で追加納税
先日、給与明細を見ると、130万円!が控除されていた。
僕は、基本的に給与明細を見ない。
僕は、年俸制(裁量労働制)であり、年俸は12分割になっており、ボーナスもない(正しくは業績連動で雑収入がある)ので、振り込み金額が毎月金額が同じで給与明細を確認する意味がないからである。
携帯電話でたまたま銀行の残高照会をしていたら、残高が変だったので、残高明細を確認してみた。
給与が異常に低い。
給与明細を確認してみたら、130万円!の控除をされていたのである。

僕は、つい最近まで仕事をせず、会社を休んでブラブラと遊んで暮らしていた。
その間は当然「無給」である。
「無給」なので、所得税は発生しないものの、社会保険料などは発生する。
それらを僕が無給の間、会社が立て替えており、まとめて引き落とされていたのであった。

くっそー。

何とか確定申告で取り戻してやる。

昨年度は、素直に確定申告をすると、40万円の追加納税が必要になる計算になった。
それでは納得がいかないので、レーシックの手術代である50万円を医療費控除に加えたりして、何とか追加納税額を20万円ほどに抑えた。

今年度は、昨夏頃に予定納税で、15万円ほどを支払った。
今年度の年収は昨年度の半分くらいしかないはずなので、たくさん税金が還ってくるはずだ。

確定申告で面倒なのは、給与以外の収入である。
僕は、日本株の処理は特定口座に入れているので単純だが、海外口座で外国株を保有している。
海外口座+外国株であっても普通株だけなら為替の問題だけだ。
だが、僕は制限つきの株式やらストックオプションやら自分でもよくわからない難しいオプション取引やらがある。
自分でもよく分かっていないので、基本的に放ったらかしなのだけれど、制限つきの株式の制限が毎年ちびちびとリリースされ、普通株に転換されてしまう。
と、するとそれは収入とみなされ、確定申告対象になってしまうのである。

・自分でもよくわからない難しいオプション取引の例(ほぼ実話)
A君は毎月10万円をある投資のために積み立てています。A君は、数年前から毎月積み立てている10万円が自動的にこの取引に投資されるように設定しています。投資金額を日本円で設定しているのは、為替や株価の変動リスクを低下させるためです。A君は米国の銀行の日本支店にドル口座を持っています。A君は米国の証券会社の米国内の支店に口座を持っています。A君は米国の証券会社を使ってオプション取引を行なっています。そのオプション取引では、特定銘柄の特定期間の初日と最終日の市場株価の安いほうの価格の85%の価格で株を購入することができます。例えば、3月1日の株価が20ドル、8月31日の株価が25ドルであった場合、A君は一株あたり20ドルの85%である17ドルで購入することができます。実際に株を購入したのは9月30日で、その日の終値は26ドルでした。A君は26ドルの株を17ドルで手に入れることができます。積み立て期間は6ヶ月間なので、投資資金は60万円です。1ドルを100円とすると、6,000ドルなので、約353株を購入することができます。A君の投資銘柄は日本では上場していないのでドルによる取引です。購入した株の配当金も自動的に再投資されるようになっています。A君は、このドル建ての株を円にすることは考えていません。ドルのまま保有しつづけるつもりです。でも、いつか気が変わって、一部を円にするかもしれません。

さて、A君はいつどのように税金を払えば良いのでしょうか?

論点は、市場価格の安いほうで購入できること、安いほうの価格の85%で購入できること、ドル建て株の購入や売却の為替換算のタイミング、株と為替、オプションによる利益や損失等々です。

ややこしいでしょ。
しかも、これは僕のいくつかやっている投資の一形態。
このようなややこしい取引が複合しているのである。
計算式がわかっていても、過去の取引状況や為替を調べて計算しなおすだけでも一苦労。
税務署で質問されたらEXCELのシートでも使って説明するしかない。

それでも確定申告は、やらざるを得ない。

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03月07日(月)
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