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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■半年振りなのに「おひさしぶり」と言ってもらえない僕
復職したら、まずやるべきことは自分の座席の確保である。
コンサルタントには、固定席という概念がない。
自分で自分の座席を予約しなくてはならない。
VPNを使えば自宅からでも予約できるのだけれど、面倒くさいので、座席の予約をせずにオフィスに出社。
出社初日は、月曜日だったせいか、マネージャー用の席は満杯。
下っ端用のフリースペースで我慢。
翌日以降の予約は可能だったので、翌日以降で良さげな場所を物色する。
下っ端コンサルタントは当日予約しかできない、という無意味なルールがあるのだけれど、僕の場合は一週間単位での予約が可能なので、事実上の固定席である。
僕の固定席の選択基準はいくつかある。
@窓際で景色が良いこと
煮詰まった時に外の景色が見えるように
A背中からのぞかれないこと
機密の仕事が多い。内職がバレないように
Bパーティションが低いこと
コミュニケーションが取りやすく、圧迫感がないように
Cスタッフ用の席と近いこと
いつでも話したいときにチームメンバーと話せるように
上記の選択基準に基づいて検索、オフィス内で2番目くらいに景色の良い場所を確保。
窓の外は赤坂御苑の緑。その先は新宿の高層ビル群。
Aは無理だったが、@BCの条件はクリア。
ひとまず、この場所にいつくことにする。
僕は外資系特有の高いパーティションや個室のようなオフィスは嫌いである。
一般的には静かでプライバシーの保たれた環境のほうが、好まれそうなものなのだけれど、僕は違う。
人がたくさんいて、少しザワザワしているくらいの環境のほうが、活気があるし、好きだ。
久しぶりにオフィス内をブラブラしていると、いろんな人に声をかけられる。
一番多いのは、「あっ、いいところにっ!相談があるんですけど」であった。
「おひさしぶりです。体調はいかがですか?」とかいった声のかけられ方よりも、「相談があるんですけど」のほうが多い。
コンサルタントは、クライアント先に長期的に常駐することも多いので、僕が半年くらいオフィスに顔を見せなくても、何の違和感もないようである。
そのうえ、僕は休職中も社内の宴会には参加していたし、このサイトもあるので、久しぶり感は少ないようである。
僕としては、すごーく長くオフィスから離れていた感覚だったのだけれどなあ。
特にこのサイトを見ている人にとっては、僕がリアル世界から姿を消していて、突然、リアル世界に再登場しても、何の違和感もないようである。
僕のネット上でのイメージと、リアル世界でのイメージのギャップが非常に小さいせいかもしれない。
オクノ総研は、双方向コミュニケーションというよりも、僕からの一方的な情報発信、放送型に近いので、情報を発信する側としては、情報の受け手との間にギャップがある。
受け手側は、僕のことを良く知っているけれど、僕は相手のことを良く知らない。
オフィスでは知らない人からも旧知のごとく声をかけられることも多い。
と、僕としては、久しぶりの社会復帰だったのだけれど、同僚の人たちからは、何の違和感もなく、ごくごく日常的に受け入れられてしまったのであった・・・。
01月18日(火)
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