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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■今週2本めのギター入手
僕にはギター購入脳内ブックマークがある。
常に欲しいギターが存在し、物色しているのである。
つい先日、僕はフェンダーのテレキャスターを購入し、3日がかりでリペアした。
リペア中のテレキャスターのリペアパーツを購入に楽器屋に行くと・・・。
げ。
僕の脳内ブックマークの「お気に入り」一番上層部のギターが展示されているではないか!
トラ目バリバリの退色カラーのギブソン・レスポール1959年モデル。
トラ目バリバリなので、当然高価格。
中古ではなく、新品である。
僕はつい最近、テレキャスターを買ったばかりで、しかもリペアパーツの購入で訪れた楽器屋で脳内ブックマークのギターを見つけてしまったのである。
・・・。
どうしよう。
一週間の間にフェンダーとギブソンを買うアホはあまりいないだろう。
僕はレスポールの周囲を10分ほどぐるぐると周り、隅々まで観察。
ここまで美しいギターは存在しないだろう。
まさに芸術品。
フェンダーが優れた道具であれば、ギブソンは芸術品。
飾っているだけで、見ているだけで、美しい。
ビューティホー、でワンダホー、なのだ。
例によって、財布の中にはプラチナカード。
こんなに美しいギターにはめったにお目にかかれない。
ギターが天然素材の木材でできている限り、理想の木目のギターなどそうそうあるものではないのだ。
うーーむ。
これは運命だ。
「このギター、試奏させてくださいっ!」
実を言うと僕はギブソン派ではなく、フェンダー派である。
どうもレスポールは音的に輪郭がはっきりしないイメージがある。
いわゆるエッジが立っていない、というか。
中途半端に中域が強く、妙に甘い音がする、という思いこみがあった。
一方で、レスポールはゲイリー・ムーアのエロエロに甘いギターや、ザック・ワイルドの暴力的な音も出しているのである。
僕はレスポールのネック形状も嫌いだった。
僕はガキの頃、薄くて少しアールのついた細めのネックが好みだった。
大学生くらいになると薄い事は同じだが、アールがなくフラットで幅広のネックが好みになった。
そして、現在の好みのネックは厚めでアールは普通、ちょい細め、である。
テニスラケットも学生時代は太いグリップが好みだったが、現在は細めのグリップを愛用している。
時代とともに、プレイスタイルとともに、年齢とともに、好みは変化するのである。
1959年型レスポールのネック形状は、バットのような握り、と形容される。
僕にとっては弾きにくいかもしれない。
でも、弾けばわかる。
僕は試奏させてもらった。
あれれ???
ぴったり。
僕の保有しているどのギターよりもぴったりの好みのグリップ。
完璧。
音を出す。
お見事。
素晴らしい。
さすがに本物。
高いだけのことはある。
残念ながらギターの音は、価格に比例する。
安くて良い音のギター、というものも存在しないワケではないが、現実問題として、安くて良い音のギターに巡り会うのは奇跡に近い。
無難に高いギターを買っておけば、無難に良い音がする。
もちろん、素人耳には絶対に聞き分けられないような微妙な音の違いに何十万円ものプレミアを支払うのか?という問題はある。
だが、僕は支払うのである。
違うものは違う。
良い音が存在する限り、僕はお金を惜しまない。
違いががわかってしまっている以上、妥協は許されない。
と、いう事で祝ギブソン・レスポールご購入。
これで、自宅のギターは10本目。
僕って、元インディーズのミュージシャンだけど、キーボードでレコードを出したはずなんだけど。
なぜだか、自宅にはギターが10本。
自宅にレスポールを持ち帰り、早速自宅のシステムに繋ぐ。
システム、などと言うのは僕のギター環境はギターというアナログ楽器であるにもかかわらず、完全にデジタル化されており、PCでアンプやエフェクターのシミュレートができるようになっている。
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11月21日(日)
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