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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■萌える秋葉原
2、3年ぶりに秋葉原に行ってきた。
秋葉原は家電の街、コンピュータの街を経て、「萌えの街」に変貌した。
いわゆる「萌え」系について、テレビや雑誌等で特集されていたりして気になるので、恐いもの見たさで突撃することにしたのである。
僕は友人と赤坂で午前中からビールを2リットルほど飲み、来るべく「萌え」に備えた。
いい大人が「萌え」系の店に入るには、アルコールの力が必要だ。
赤坂見附から銀座線で末広町に着く。
地下鉄から出ると、「メイドさん」がチラシを配っていた。
噂の「メイドカフェ」である。
素直にもらう。
「メイドさん」以外にも「看護婦さん」や「ランドセルを背負った小学生」や「ゲームのキャラ」があちこちでビラを配っている。
エロゲー屋は、店頭のテレビで小学生陵辱系のゲーム映像を流している。
まずは「メイドカフェ」か「コスプレ喫茶」を探すことにした。
メイドカフェは何軒も見つかったが、カウンターのみだったり、単にウェイトレスがメイドさんの格好をしているだけで、イマイチおもしろくない。
僕たちは秋葉原をぐるぐる回って、「痛そうな店」を探した。
ゲームデーのイベントをやっているコスプレ喫茶を発見。
ビルの2階だ。
何も知らずに入ってしまった女性2名が「何なのこの店?」的な困惑の会話をかわしながら出てきた。
おっ、痛そうだ。
僕たちはこのコスプレ喫茶に入ることにした。
平日昼間だというのに満席。
カウンターからテーブル席まで痛そうなオタクがみっちり。
僕は、こんなにたくさんのオタク一色の風景を初めて見た。
平日昼間になぜ、こんなにオタクが・・・。
無職か?
コスプレ喫茶なので、ウェイトレスは全員コスプレ。
僕の知っているキャラはいない。
僕はマンガやアニメをほとんど見ないので、知識ゼロ。
コスプレなのだけれど、僕にはいったい何のコスプレだかわからない。
同行の友人はいくつかのキャラはわかったみたいで、僕に何のキャラだかを教えてくれる。
ウェイトレスはセーラームーン「みたいな」衣装をまとい、髪の毛を青、紫、金等、さまざまな色に染めている。
全員ミニスカ。
露出度高。
これが、「世界が憧れる」オタクの聖地か。
僕たちは、焙煎カフェラテを注文。
コーヒー牛乳より薄いと思われるほとんど牛乳の「白」に近いラテが出てくる。
550円。
550円で、時間制限なしでオタクを満喫できるのは安い。
しばらくすると、イベントタイム開始。
ストリートファイターUでコスプレウェイトレスと客が対戦する。
髪の毛が青いセーラームーン的な格好をしたウェイトレスが、くじびきの箱みたいなものを取り出し、対戦するウェイトレスと客を選ぶ。
僕たちは「当たりませんように」と願う。
これはストリップ劇場で、ステージに上げられてしまうよりも恥ずかしい。
そのイベントタイムでは、3回の対戦が行われた。
360度どこからみても素晴らしい絵に書いたようなキモオタが3回とも選ばれる。
オタク達は抽選で選ばれているのにもかかわらず、激強。
コスプレウェイトレスも決して弱くはない。
オタクが異様に強いのである。
勝利したオタクは「勇者」と書かれたタスキを貰い、コスプレウェイトレスと記念撮影。
うれしそうである。
痛い、痛いっ、痛過ぎ。
写真を撮りたい。
が、テーブルには撮影禁止のマークがついている。
僕らのような「観光客」が写真を撮ろうとするのだろう。
コスプレ喫茶を出た後は、フィギュア屋とエロゲー屋を何軒か見て回る。
僕はエロゲーはやったことはおろか、売っているのを見るのも初めて。
エロゲー屋はワンフロア全てエロゲー。
「エロ」と「萌え」が満ち満ちている。
熱心にエロゲーを選ぶスーツのオヤジ。
スーツのオヤジが手にしているエロゲーには、スクール水着を脱がされているメガネ少女の「萌え絵」が描かれている。
正直言って、秋葉原はマトモではない。
オタク達がただ二次元世界にとどまっていてくれるのならまだ良い。
だけど、秋葉原の「萌え」はエロと直結なのである。
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09月24日(金)
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