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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■睡眠障害克服中
僕は重度の睡眠障害である。
最近、睡眠障害に陥った、という事ではなく子供のころからの習慣。
生まれてすぐの頃、既にその兆候は現れていた。
乳児の段階で既に眠らない赤ちゃんだったらしい。
なぜだかクルマの中だと眠るので、両親は毎晩、乳児の僕をクルマに乗せて眠らせるためのドライブをしていたという。
うっすらと記憶が残っている。

本格的な睡眠障害を自覚したのは、小学校3年生の頃。
その小学校3年生の時点で、既に就寝時間は毎日午前3時だった。
オールナイトニッポンの第一部(AM 1:00〜AM 3:00)を聴いてから就寝していた。

僕は小学生の頃から30代なかばの現在に至るまで、ずーーーーーっと、そのような生活だったのだ。

超夜型生活。

今は心療内科に通い、睡眠障害の克服を目指している。
コンサルタントという職業上、徹夜や深夜におよぶ労働は、日常的なので、この睡眠障害はかえって都合が良かった。
毎日午前4時頃に就寝し、午前7時に起床。
睡眠時間3時間でずっと生活していた。
午前4時でも眠くない。
大量の酒を倒れるほど飲んで、強引に眠っていた。
もちろん朝は眠い。
酒を飲んでいるので、睡眠も浅い。
目覚ましを何重にもかけ、カフェインの錠剤を服用することで、何とか生活していた。
3時間睡眠でかつ、酒により睡眠は浅い。
それに加えて、週末も毎週仕事に出ていた。

結果として、僕の自律神経はおかしくなった。
朝、起き上がれない。
まっすぐ歩けない。
動悸がする。
手のひらに汗をかく。

バランス感覚がおかしくなり、転倒し、骨折した。

そろそろ、マトモな生活に切り替えなければならない。
僕はもうそれほど若くはない。

心療内科の医師は、「朝、起きる時間を一定にすること」という指令を僕に下し、マイスリーとサイレースという2種類の薬を処方した。
マイスリーは「超短時間超強力型」と呼ばれる、服用すると一気に眠くなるが、2〜3時間で代謝される。
寝入り用である。
サイレースは「中時間マイルド型」であり、途中覚醒を防止するために服用する。
1錠で約3〜4時間の効果がある。
マイスリーで寝つき、サイレースで途中に目覚めないようにする。

僕はその日の睡眠予定時間に合わせて服用量を変えている。

睡眠予定時間 2〜3時間:マイスリー1錠
睡眠予定時間 4〜5時間:マイスリー1錠、サイレース1錠
睡眠予定時間 6〜7時間:マイスリー1錠、サイレース2錠

そして、寝酒は禁止。
僕は、医師の指示に素直に従っている。
起きる時間を午前7時に設定して毎日、薬の量を調整する。

治療開始当初は、相変わらずめちゃくちゃな睡眠時間だったが、最近になって改善されてきた。
初めは、まず、眠る訓練。
明け方まで眠らない習慣を改める。
これには2ヶ月くらいかかった。
睡眠薬を使用しても眠くならなかった。
何とか、午前1時頃に睡眠薬を使用することによって寝付けるようになった。
次は、起きる時間の一定化。
午前7時に起床する。
予定があってもなくても午前7時には起床する。
初めの頃は目覚まし時計3段がけ。
次に以前ここでも書いた光で目覚める目覚まし時計。
ベッドルームのカーテンも開いたまま眠ることにし、朝の光が挿し込むようにした。
昼間はできる限り、太陽の光を浴びた。

治療を開始してから約半年。

今は、夜の1時に就寝し、朝の7時に起床する、という生活がここ何週間か続いている。
夜眠る際には睡眠薬の服用が必要だけど、朝はキチンと起きれるようになった。
目覚ましなしでもキッカリ朝7時に起床できる。
昼間はいくら眠くても昼寝をしない。
昼寝をしても15分以内のうたた寝程度に収める。
就寝予定時刻の数時間前からは酒は一切飲まない。

午前1時就寝、午前7時起床。
このリズムを体内に作り上げ、定着化させる。
僕はほとんど生まれつき、といっていい睡眠障害を克服しつつある。
睡眠薬による補助なしでは、未だに眠れないのだけれど、睡眠サイクルは厳格に守っている。


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09月15日(水)
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