ID:99799
斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
[1220793hit]

■ThinkPad s30をリフレッシュ
使い始めて2年近くになるThinkPad s30をリフレッシュさせた。

まずは、よたっていた左クリックボタンを修理。
IBMのサービスにオーダーして無料で送ってもらったラバードームという部品を交換する。
ThinkPadの左クリックボタンが酷使のために完全にへたっており、クリック感が完全になくなってしまっていたのだ。

僕はマウスなしでトラックポイントのみを使う。
僕の日常的に使っているPCは全てトラックポイント採用モデルだ。
ThinkPadは当然として、ソニーのVAIO C1、東芝のPOTEGEの海外モデル。
先日まで使っていたコンパックもトラックポイントモデルだった。
自宅のDELLのデスクトップパソコンでもIBMのスペースセイバーキーボートというトラックポイントつきのキーボードを愛用している。
既に10年近くもトラックポイントを愛用しているので、マウスがなくても全く不自由はない。
トラックポイントを酷使するので消耗が激しく、左ボタンがへたってしまったようだ。

ThinkPadはユーザー自身が簡単に分解できる。
一般的にノートパソコンは分解したらメーカー保証がなくなってしまうが、ThinkPadは分解しても問題がない。
IBM製のPCは基本的にユーザーが自分でPCをいじることを前提として設計されている。
デスクトップパソコンはユーザーがケースを開けて部品を交換することはごく当たり前の事だけれど、ThinkPadはノートパソコンでありながら、ごくごく簡単にバラして部品交換や修理ができる。
良い伝統だ。

@裏のネジをはずし、キーボードをはずす
Aキーボードからパームレストをはずす
Bクリックボタンの内側のツメをドライバーで押してボタンをはずす
Cへろへろのラバードームを交換する
Dもとに戻して完了

ThinkPadは分解しやすいように設計されているのか、何の問題もなく10分ほどでラバードームの交換は完了。
ノートパソコンの分解、というと大袈裟な感じもするが、これなら誰でもできる。
ThinkPadのクリック感がなくなっている人はさっさと交換したほうが良いです。
ラバードームは修理部品というより、むしろ消耗品みたいなもんだと思う。

分解したついでに、内部に侵入したホコリをエアーで吹き飛ばし、内部も掃除する。
キーボードの内部のホコリも吹き飛ばし、キレイにする。
ピアノフィニッシュの外装もメガネ拭き用のトレシーでピカピカにする。

よしっ、これで中古で売れるぞ。

・・・って、まだ売らないけど。

ハードウエアが復活したので、次はソフトウエア。
IBMのサイトから入手可能なThinkPad s30用の「全ての」ドライバ類のアップデートファイルをダウンロードしてインストール。
20種類ほどのドライバーをせっせとインストールする。
BIOSのアップデートも行う。

そして、いつものWindows Update、ウィルス対策ソフト、スパイウエア対策ソフトのアップデート。
最後に、デフラグとチェックディスクをやって、ソフトウエア的にもリフレッシュ完了。

と、いうことで1円も使わずにThinkPadが見事に復活。
快適になりました。

こういう作業って、本当はマメにやらないといけないなあ、と思う今日この頃であった。
05月01日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る