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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■ベストセラーの文法
美人とは全人類の平均的な顔だという。
世の中の全ての女性の顔を足して平均値を出せば、それが美人という事らしい。

だとすれば、映画や小説にも同じ事が言えるんじゃないか?
世の中の全ての映画、小説の平均的なストーリーを作れば最高にヒットする映画や小説ができるんじゃないのか。
様式美の極致。
確かにハリウッド映画を見ていると、ほとんど同じようなストーりーばっかりである。
僕としては、様式美として楽しんでいるので文句はないし、それはそれで好きである。
「水戸黄門」でも「007」でも何でもいいけれど、オチがいつもと違っていたら困るだろう。
あっと驚くような展開で、いい意味で裏切られるような展開もいいのだろうけれど、コンサバティブに「やっぱりこう来たか」的な展開も嫌いではない。

僕の考えるハリウッド映画の基本的文法はこうなる。

■ストーリー;
ストーリーの基本は逃げる主人公とヒロイン、そしてしつこく追いかけてくる悪役。主人公とヒロインは最初はいがみあう。様々な危機を回避し、一緒に戦っていくうちに主人公とヒロインは恋に落ちる。いろいろごたごたがあったあと、最後に悪役を倒し、主人公はヒロインと結ばれる。めでたし、めでたし。
と、思いきや最後に悪役復活。でもあっけなく悪役は退治。

■キャラクター設定
主人公;元は何らかのエリート。何らかの理由で現在は落ちぶれている。
ヒロイン;心に何らかの傷を持っている。主人公によって癒される。
悪役;主人公と同じくもとは何らかのエリート。誰かに裏切られるか何かで人生に失望。悪役に。

映画の分野ではジェームス・キャメロン、文学ではディーン・クーンツがこの文法に忠実である。
彼らのストーリーはこのヒットの文法に沿って書かれている。
彼らはウケる映画なり小説の文法を律儀に守ってストーリーを書いている。
確信犯。
特にディーン・クーンツに至っては「ベストセラー小説の書き方」(未読)なんて本を書いているくらいだから、明らかに確信犯だ。

相原コージと竹熊健太郎は「サルまん(サルでも描けるまんが教室)」でまんがのヒットの構造を明らかにした。
それと同じく、映画、文学の世界でもベストセラーの方程式は存在する。

この黄金の文法に従ってストーリーを書けばベストセラー間違いなしである。

また一歩野望に近づいた。

アホな事言ってないで、企業経営の成功の方程式を書けよ>>俺
11月04日(月)
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