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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■コングロマリットディスカウント
結果的に投資家は、総合××、コングロマリットへの投資は、避けることになる。
だって、自己の判断でポートフォリオを組めないし、リスクヘッジができないんだもの。
投資家にとってみれば、ポートフォリオ理論を企業内で完結させようとしている時点で時代遅れ、と言わざるを得ない。
日本の総合××と呼ばれる大企業のM&Aに関ると面倒なことこのうえない。
正確に企業価値の評価を行うことが非常に難しい。
予想DCFだけで、企業価値の評価はできない。
海外企業を含めたベンチマークが必須。
でも、それは難しい。
ポートフォリオ理論を企業内で使うことは既に時代からズレている。
さらに言えば、持株会社制度。
これも、僕には納得がいかない。
どう考えてもバラバラである事業を持株会社の傘下に設置する。
上場しているのは持株会社。
投資しようにも、バラバラの事業を抱えているので、持株会社に投資はできない。
事業評価が複雑で困難だからだ。
投資家の立場に立つと、持株会社とかコングロマリットだとか総合××には、投資は避けたいところである。
あ、これは企業価値評価を行う実務担当者の愚痴ではありません。
事業ポートフォリオは市場、マーケットで決める事であって、単一企業内で行うべきではない、と考える資本主義者の見解です。
・・・久しぶりに普通のことを書いたな。
10月28日(金)
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