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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■「エゴキャスト」とそうは受け取らないネットの関係
付加価値のある情報はクローズドになり、特定の企業や団体の利益だけに利用される事になる。
ダブルスタンダードだ。

僕のサイトは開始して2年半になるのだけれど、あまり攻撃には遭っていない。
なかには僕の事を個人情報つきで晒し、こきおろしている非常識な輩もいる。
僕に対する批判は構わないけど、そこに非公開の個人情報や勤務先まで同時に掲載するのは、問題だ。
それはやっちゃいかんでしょ。
僕は公人ではないし、個人サイトだ。

ごくごくたまに非常識なアホはいるものの、僕は致命的な攻撃には晒された事はない。
僕はリンク、引用、改変、コピペはどうぞご勝手に(@your own risk)、という立場だ。
僕は、自分がネット上でどのように扱われているかについて、一応の把握はしている。
コメントを返していないだけで、把握していないわけではない。

ブログは、プレゼンテーションと異なり、ある程度時間をかけて書けるし(僕は一本あたり15分〜20分程度)、間違いを指摘されれば、後から修正も可能だ。

今回の僕の書いた文章に対するネットでの情報の広がり方は、自分自身の事でありながら、大変興味深い経験となった。
どうやって情報が伝播し、共有化され、並列化されていくのか、について体験することができた。
僕のサイトのアクセス増は一時的なものとなるだろう。
次は、淘汰のプロセスだ。

僕は、自分のサイトを「エゴキャスト」だと捉えている。
自分による自分のためのサイト。
僕は自分自身に対するメモとして文章を書いている。
メジャーになりたきゃ、本業で記事を寄稿したり、大規模イベントでプレゼンテーションをやったほうがずっと早い。

僕は、「エゴキャスト」として地味に活動している。
メジャー志向ではない。
「ブロードキャスト」でも「ナローキャスト」でもない「エゴキャスト」。

僕のサイトのリンク、引用、改変、コピペは自由にしてもらって構わない。
非難中傷結構上等。
それはそれで風流というもの。
だけど、僕の個人情報、なかでも本業に関する情報をネットに晒すのは勘弁して欲しい。
それは困る。
そのような場合は、当然、削除依頼をする。
応じてもらえない場合は、それなりの対応を行なう(北朝鮮的発言)。

僕は、オープンな場で情報提供を行なう一方で、クローズドネットワークに興味が傾いている。
オープンとクローズの切り分けに対する僕の答えはまだない。
まだ試行錯誤している。
今のところ、ネットに書くのは、本業とは関係しない領域に限っている。
現在は、付加価値の高い情報はクローズドになりつつあり、一方でそれに対するオープン化の動きがせめぎあっている状況だと思う。

今回の一時的なアクセスの伸びと、その伝播のしかたは大変興味深いものだった。
これが、ネットというものなのだな、と。
最初にリンクを張った方のブログからのアクセスはあっという間に減少したのに対し、そのブログ読者が運営するブログからのリンクが、あっという間に追い越していった。
僕は、何がウケるのかが、未だにわからない。
ただ、「ウケる=マス」なのであれば、僕は敢えてウケを狙う必要は無い。
だって「エゴキャスト」なんだもの。

03月11日(金)
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