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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■2ちゃんねるの就職偏差値表
10分や20分の面接では、コミュニケーション能力程度しかわからない。
学生のポテンシャルの見極めなどできるワケがない。
グループディスカッション等をやれば、多少、マシではあるが、それでも学生の本当の姿は見えない。
一方、新入社員が配属されて、一緒に仕事をしてみると、能力はすぐに判断がつく。
演技ではない本当の姿を見ることができれば、能力は簡単にわかる。
一日のうちの午前中だけで判断できる。
なので、企業は新卒採用をインターンシップ重視に切り替えつつある。
インターンシップ中でも学生は「演技」をするのだけれど、期間が長いぶんだけ、演技ではない、本当の姿が見極め易くなる。
ちなみに、インターンシップ中に社員との飲み会や打ち上げがあると思うけれど、その時こそが、本当のアピールタイムだ。
インターンシップ終了後の打ち上げだろうと、気を抜いてはいけない。
酒の勢いでした、と言えば良いので、酔ったフリして、大ボラを吹きまくれば良い。
新卒学生の採用にあたっては資格、成績等はほとんど考慮されていないと思う(少なくとも僕は)。
なぜなら、学生時代の成績とビジネスマンとしての能力に相関性があるとは思えないから。
企業は、大学の教育に対して、何の期待もしていない。
採用してから育てる。
仮にMBAを持っていたとしても、英語ができるのね、とかEXCELを使った分析やファイナンスの「基礎」は知っているのね、程度(ただしどこの大学のMBAかは重要)。
採用時に一番重視しているのは、あくまでもポテンシャル。
将来成長できそうかどうか、を見ているのである。
就職難易度表そのものは面白い、と思うけれど、高偏差値の企業で成長できるかどうか、待遇はどうか、といった点との相関性はない。
あくまでも単なる就職難易度。
「幸せ度」表ではない。
大学の偏差値であれば、学歴社会である日本にとって、就職時にある程度意味のあるものかも知れないけれど、就職難易度表は、お遊びとしての域を出ない。
終身雇用が完全に崩壊した今、日本は「学歴社会」から「職歴社会」へと移行している。
学生は、この就職難易度表に惑わされてはいけない。
高偏差値企業に就職しても、何年かすれば転職することになる。
偏差値としてみるのであれば「職歴」として、評価されやすい企業を選択したほうがおトクだと思う。
でも、僕はそもそもキャリアを積んで「エリートちゃん」を目指す人生そのもののほうに疑問を感じる。
同じ2ちゃんねるにある「合コン受けランキング」の上位企業を目指したほうが、幸せだと思う。
08月06日(金)
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