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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■年収が増えれば増えるほどムカツキ感が増えるだけ
所得税を多く支払っている高額納税者の消費税を免除にすれば、無駄遣いも増えて、景気回復効果もあるかも知れない。
「中途半端な社会主義国家日本」は、低額所得者に優しく、高額所得者に厳しい。

日本は今のような中途半端な社会主義制度を徹底的な社会主義制度にするか、勝ち負けのハッキリする本当の資本主義国家にならなければならない。

世間では、勝ち負けのハッキリした時代が来る、とか何とか言っているけれど、経費による控除が全く認められないサラリーマンである僕にとって、この異常な累進課税制度がある限り、「勝ち」は存在しない。
たくさん稼いだって、搾取感が強まるだけだ。
「負け」か「大負け」しかない。
しょせんは中途半端な社会主義国家日本。

この調査でも「年収が1、500万円を超えると、年収希望額が実際の年収よりも下がる」、という結果が出ている。
その通りだ。
年収が低い人は年収1、500万円に憧れるかも知れないが、実際に年収が1、500万円を超えた人間にとってはムカツキ感があるだけなのだ。
この国でサラリーマンを続ける限り、「勝ち」はない。
年収が1、500万円を超える人たちは、これ以上稼いでもしかたがない、すなわちもはや「これ以上、やる気なし」なのだ。
日本の社会主義制度は、たぶん有能な人が多いであろう高収入の人間のやる気を削いでいる。

僕は、独身サラリーマンにとっては年収800万円〜900万円くらいが一番の「勝ち組み」だと思う。
既婚世帯だと、夫婦合わせた世帯年収で1、000万円〜1、200万円くらいか。

この調査では、「世帯年収1、500万円が経済的に満足と感じる水準」となっているが、実際には年収が1、500万円を超えると、ムカツキ感が爆増するだけ。

そういった意味で、この調査結果はかなり正しい、と思う。

■電通調査 経済的ゆとりは年収967万円 悲しいかな100万−200万円足りず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040718-00000013-san-bus_all

07月19日(月)
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