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Lyrical-mode
by しゅーこ
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■更新のお知らせです
スペシャル部屋OPEN。
過去のカウンタ・キリ番お礼企画もこちらへ移りました。
そして唐突ですが「2010年初夏企画」(笑)
ゲストの皆様とご一緒にキャラクターと遊んでみようか、ということで
色々なご質問を頂いてそれにキャラクターがお答えするというお遊び企画を
はじめたいと思います。
日常的な素朴な疑問とか、ちょっとエロきわどいご質問などなど
キャラクターによっては馬鹿正直に答えてしまうかもしれませんよ。
まぁ、ひねくれ者が多いわがサイトの男どもに関してはどうなのかな、
管理人にもまだわかりません(笑)
詳しくは  Top>Special をご覧ください。
あなたの愛あるご質問、お待ちしております。
締め切りは数の予測がつきませんので、まだはっきり決めていませんが
一応今月末までと考えております。


そして11年目、18話めを更新しました。

なんといいますか、クリスタの心の中のもやもやに一つ答えが出た

・・・というところです。
グウィードがどう考えているのとはまったく別にクリスタも過去の自分と
そこから辿ってきた道程を認識する必要がある、と思うんです。
痛かろうが痛くなかろうが。
グウィードとどうなろうが彼女が幸せになるには通らなきゃいけない門
なのかなって。
パンドラの箱はあまりにも普通に使われている喩えですが、初めてこの神話に
出会ったとき(小学生でした)から最後のオチが好きでした。
プロメテウス、あんたは偉い!って(笑)
大神ゼウスよりも人間への愛と言う点ではプロメテウスさまが勝ってるんですよね。
パンドラとイヴはこうして「女の好奇心が人間(男)に禍を齎す」という
女から見れば異議を唱えたくなるような教訓として現在まで語り伝えられて
いるわけです(まぁ、確かに我々女子には好奇心ありますけどね〜)
とにかく、プロメテウスさまが人間への限りない愛ゆえに『禍とともに入れて
おいてくれたもの、最後に残ったもの』がクリスタにも輝くように、
私は頑張って書きたいと思います。

*パンドラの箱のギリシャ神話は白字でざざっと載せておきますので読みたい方だけ
反転してお読みください。


むかし、まだこの世に人間がいなかった頃、大神ゼウスは巨人族プロメテウス
(先に考える男という意味だそうです)に命じました。
「粘土で神々の姿を模した生き物を造りなさい。そうすれば私が命を吹き込んで
やろう」と。
プロメテウスは言われたとおり粘土で神々に似た生き物、即ち人間を造りました。
ゼウスはそれに命を与え、プロメテウスに言いました。
「人間に生きていくための知恵を授けてやれ。ただし火を与えることは許さぬ。
それは神々の力だからだ」
プロメテウスは人間に知恵を授け、建築、農業、畜産、道具を作ることを
教えました。けれど寒さに凍える人間を見るとどうしてもかわいそうになり
我慢がならなくなりました。
それで罰を受けるのを覚悟の上で弟エピメテウスに人間たちの世話を託すと
太陽神から火を盗み出して人間に与えたのです。
激怒したゼウスはプロメテウスを岩山の山頂に鎖で縛りつけワシに肝臓を
食わせました。不死の神であるプロメテウスの苦しみは永遠に続くものでした。
なぜならば彼の肝臓はいくら食べられても次の日には再生してしまうからです。

ゼウスの怒りはそれで治まった訳ではありませんでした。一度与えたものを
取り上げることはできなかったので、息子で鍛治の神ヘパイストスに命じて
女神のような女を作らせました(それまでは男しかいなかった模様)
そしてパンドラと名づけたその女をプロメテウスの弟のもとに送り届けました。
兄に後事を託された弟エピメテウス(後で考える男の意)はひと目でパンドラが
好きになり妻にしてしまいました。
ところでエピメテウスの家には兄から預かった大切な箱がありました。
「決してこれをあけてはいけない」という兄の教えを弟は忠実に守ってきました。
ところがパンドラはその箱の中身が知りたくてたまりません。
きっと素晴らしい宝物が入っているに違いないと彼女は考えたのです。

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05月12日(水)
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