ID:98098
Lyrical-mode
by しゅーこ
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■なみだする
スワマガ春号が届きました。
今号は英国のロイヤルバレエ団の特集。
アリーナ・コジョカルが超かわいいよ!
そして弱冠19歳でファーストソリスト昇格のセルゲイ・ポルーニン。
あの熊川クンに肩を並べるテクニックの持ち主とか。
容姿にもすごくムードがあってイイ!
SWANのモスクワ編が目当てで買い始めたスワマガですが
特集やソリストたちのインタビューが思いのほかよくって充分楽しんでいます。
肝心のモスクワ編もどんどん動いてきて萌えどころ満載でした。

そして見損ねていたジョニー・デップの『ネバーランド(2004年作品)』
泣いてしまった〜。
ジョニー演じる脚本家バリーが素敵に優しくて。
子ども達が可愛らしく健気で。
今春のアリスもそうですが特殊メイクの作品が多い中で素顔を見ると
やっぱりハンサム。
派手なアクションも濡れ場もない作品だからこそジョニーの人間性が
表れている気がします。
ケイト・ウィンスレット演じる、病と息子たちを抱えた未亡人のシルヴィアが
親切なバリーを次第に愛していく気持ちもわかるし、病も気持ちも隠して
どんどん病状が悪くなっていくのもせつなくて。
一方でバリーの妻メアリーが夫との精神的な距離に疲れ浮気に走ってしまった
のもなんだか解かるような気がしました。
自分だけの世界を持ち、プラトニックとはいえ自分以外の女性をその世界に
住まわせる夫ってやっぱり辛いと思う。
バリーは決して奥さんを裏切ってはいないし愛情も持ってるんだろうけど
浮気を発見しても全然怒らない、その温度の低さが奥さんにしてみれば
やりきれないっていうか。
芸術家にとってインスピレーションを与えてくれる相手は特別なんだな、と
思うとともに(ダンテの神曲もそうですが)現実世界に取り残される嫁は
たまったもんじゃないと同情してしまいました。
たぶん、自分は取り残される側の女だと思う所為かもしれません(笑)
うちの旦那が芸術方面のまったく気のない人間でよかったかも。
魂の乾きは肉体の乾きの比ではないそうですから。
で、結局奥さんとは別れてしまって、未亡人も亡くなってしまって。
シルヴィアを愛していたバリーは残された子ども達の後見人となるわけです。
彼が未亡人とその子ども達からヒントを得て書いたのが『ピーターパン』
とにかく、古きよき時代、大人のプラトニックな愛に胸がきゅんとなりました。
04月12日(月)
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