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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■やっぱりタメじゃん!新たな議員。なんのために議員になったのさ?
 本日の臨時議会最終日。補正予算などの反対討論と行ったが、与党会派(自民・公明・民主)の議員さんたちは、新人を含め、結局すべて賛成。なんのために議員になったのか?結局は、区民のためと言いつつ、自分が「議員になりたかった」見え見えである。残念だな〜以下私の反対討論である。

 たちあがれ日本は只今上程されました第31号議案平成23年度大田区一般会計補正予算第1次及び第32号議案大田区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論いたします。
 
 新たに当選された新人議員各位には、朝日新聞などで「議論しない」「修正しない」「議員別賛否を公開しない」三ナイ議会として酷評された地方議会の標本のような大田区議会をご一緒に変えていこうではありませんか。

 第31号議案は、区長選挙前に作られた所謂骨格予算に対し、新たに当選された区長が政策予算として配分すべき補正予算であります。ところが、「犬のしつけ方教室」等多くのバラマキ新規事業が散りばめられた平成23年度予算は、到底骨格予算と言えない総額2308億8219万円対前年比1.8%増というものでありました。そして、その当初予算の大問題は歳入のうち164億1986万円余りが基金からの繰入金、つまり積立金を取り崩してまかなっているのです。その結果、一時は1033億円を保有していた基金残高は200億円も少なくなってしまったのであります。そして、当初予算のうち義務的経費は1235億円、その内訳は人件費が471億円、扶助費が666億円、公債費が98億円となっております。すなわち、大田区の予算の半分以上は職員の人件費と生活保護、借金の返済で消えていることが明らかなのであります。

 さらに、今回の補正額7億7941万9千円の96%にあたる7億5155万9千円が基金からの繰入、すなわち積立金の取り崩しで賄われているのです。はたして、区民の貴重な財産、預金である積立金を取り崩してまで実施する事業がどれだけあるのでしょうか。

 補正予算の総務費には情報システムの運営として自家発電機のリース料および電気経路増設工事として1123万円余が計上されています。いかにも震災後の備えを装っておりますが、無駄遣いであることは明白です。一昨年約1億円をかけて非常用電源の改修工事を行ったのですが、その際発電機の容量を300kvとしたのですが、情報システム全体を賄うには不足していることがわかったのです。そこで、今回、夏の停電に備え200kvの発電機2台を500万円でリースしようというのです。1億円もかけた工事の際に、適正に必要容量を算出し、その容量を持った発電機を設置しておけばこのような無駄な支出は防げたのであります。所詮、人の金、という感覚が見え隠れいたします。

 続いて総務費において平和都市宣言記念事業として2500万円が計上されております。これは、例年行われていた花火大会を中止し、同じ多摩川河川敷においてイベントを開催する費用だそうです。その際、復興支援も入れるとの説明がありましたが、花火大会の軽費のうち、花火打ち上げの費用を削減しただけで、イベント屋に払う予算はそのまま、といういかにも業者よりの予算には今更ながらあきれるものであります。イベント屋大田区、不動産屋大田区、観光屋大田区の評判通りの予算組には反対いたします。復興支援であれば、2500万円分被災地の野菜でも購入したらどうでしょうか。また、平和記念であれば区長や幹部連れ添って靖国神社の追悼国民大会に参加されれば、さぞかし英霊も喜ぶことでしょうし、経費も交通費だけですむのです。


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05月30日(月)
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