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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■平成22年度予算 賛成?討論
改革110番、犬伏秀一は、只今上程されました第1号議案平成22年度大田区一般会計予算ならびに、第2号から第5号にいたる各特別会計予算に賛成の立場から討論いたします。
亡国、小沢独裁政権の色合いが濃厚な民主党政権が誕生して半年、昨日は、過去最大級の44億円もの赤字国債を発行して、国の平成22年度予算が成立されました。なんでも国や行政にたかる、社会主義的発想の方々の多い民主党らしいばら撒き予算であると、多くの識者が指摘しているところでもあります。
また、政治と金の問題では、総理大臣の高額なママからの子供手当や、小沢幹事長のゼネコン疑惑に留まらず、我が国の教育を退廃させた元凶、日本教職員組合(通称、日教組)傘下の各教組においても違法献金による逮捕者が続出する異常な事態となっています。
そんな迷走する国政の中、区市町村などの基礎的地方自治体は、現場を持つ責任ある立場で、机上の空論や理想論ではない現実的な取り組みが求められてまいります。
さて、本区の平成22年度予算は、20年間続いた前政権から松原新区長に変わった今期最後の予算であります。その意味では、1期4年間の集大成、総括予算ともいえるでしょう。そこで、本予算執行にあたり、いくつかの意見要望を申し述べたいと思います。
わが大田区では、旧政権から継続されている事務事業の見直し、また各級職員の協力のたまものとしての、基金の蓄えが特別区でも突出しており、安定した区財政運営を図ることが出来ることは、卓越した財政運営能力を持った職員のおかげであると敬意を表するものであります。
しかしながら、来年度予算は、特別区税収入が50億円以上落ち込むことが予想されているにも関わらず、このせっかくの基金を取り崩して対前年7.7%増の予算としたことは、些かの憂いを持っているものであります。
義務的経費はやむ負えないものの、今しなければならない緊急な事業を除き、しばし耐えることも必要なことであると思われます。
また、松原区長は区議、都議を経験され、区内各種団体、自治会、町会などに広い人脈をお持ちであります。そのことが、結果として団体エゴ、地域エゴのばら撒き予算になっていないでしょうか。首長の立場と議員とは、その実行性において格段の差があります。やる気になれば、大体のことができるのが首長であります。そのことを肝に銘じて、必要な時は大胆に、不要なものは毅然と対処することが必要であります。
松原区政の大きなイメージは「官から民へ」でありました。すなわち、お役人出身の区長ではない、民間出身の区長へ、との想いが、多くの有権者の心を捉え見事当選をされたのであります。お役所には、われわれ民間で活動している人間には「異常」と思われることが山ほどあります。そのことを、民間の視点で変えて欲しい、区民、有権者が「民間出身」を標榜される松原区長へ大きな期待をした結果でありましょう。
しかし.4年がたち、どうだったか。残念ながら、何も変わらなかった、いや、それどころか前政権以上に恐怖人事、報復人事が庁内の士気を低下させ、職員の服務事故は多発し、疑義のある入札や契約が次々と発覚してまいりました。
前政権でも同様のことがあったのかもしれません。しかし、行政手腕に優れた前区長の時代には、区長自身が抑止力となっていたように感ずるのは私だけではないでしょう。
さる3月9日から始まった予算特別委員会の区長答弁や、区内の様々なイベントなどでの、松原区長のご挨拶を聞いていて感ずることがあります。それは、誰が書いたかわからない原稿棒読みの時は、実につまらない、到底「民間出身」を感じさせない、「お役人」独特の冷たさすら感じるのです。ところが、議会答弁でも、原稿なしでご自身の言葉で答えられるとき、また、ごあいさつ等も、ご自身の言葉や体験で話される時は、別人のように輝いて見えるのです。
区長ですから、間違ってはいけない、と取り巻きが用意されるのでしょうが、ご自分らしさを出されたほうが、余程よいと感じています。そこで、最後の1年間にあたり、「松原区長らしさ」のために、3つのお願いをいたします。たかだか、一人会派の議員の戯言ですが、一人だから率直に言えることもあるのです。
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03月25日(木)
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