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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■平成22年第1回定例会一般質問
 改革110番の犬伏秀一でございます。いま、テレビはどこのチャンネルをまわしても、オリンピック一色です。そして、会場に国歌「君が代」が流れ、国旗「日の丸」が掲揚されると、バンクーバーの会場は無論、日本中のいや、世界中の日本人が喝采を贈ります。普段あまり実感がない国家を感じる瞬間でもあります。さて、私が、その国家のシンボルたる国旗がこの議場に掲揚されていないことに疑問を呈して早くも12回の新たな年を数えましたが、ついに議場にこのように国旗が掲揚されたことは、遅きに失したとはいえ、やっと国際常識に則った議場になったと安堵しております。
 
 私事ではありますが、長男は陸上自衛官として、現在、ハイチ共和国復興支援PKO部隊の一員として活動をしております。羽田空港から政府専用機で出発する息子の迷彩服には、日の丸のワッペンがつけられており、国際社会の一員として我が国の名誉のために出かけることに、心躍っている様子がわかりました。平和とは、憲法9条だとか「平和、平和」と大合唱していれば守れるものではありません。平和を守る不断の努力が、平和を勝ち取ることを、我々は歴史の中から学んできたのです。
 
 さて、その平和を、さらには、我が国の存亡をも危うくする民主党政権が誕生したことは、真に憂いるばかりであります。その政権のダッチロールぶりと、国民の常識をはるかに超越した「金銭感覚」の首相と幹事長には、さすがにマスコミに踊らされて民主党に投票してしまった有権者もあきれていることが世論調査で明らかになってまいりました。

 亡国政権の最たるものは、外国人参政権付与でありましょう。なぜか小沢さんは、自由党時代から、このことに熱心で、一度「本心」をうかがおうと思っているうちに解党となってしまいました。その小沢民主党が、今国会への提出を企てているのが、外国人地方参政権付与法案であります。永住外国人に地方レベルで参政権を与えるとの法案は、ことの重大性を理解しない、多くの国会議員に支持をされているのです。その多くは、「強制連行されたのだから」「かわいそう」「納税しているのだから」など、まったく法理論上成り立たない理由ばかりであります。最高裁判所は、平成7年2月28日「公務員を選定罷免する権利を保障した憲法15条1の規定は、わが国に在留する外国人には及ばないと解するのが相当」と、参政権が国民固有の権利であると結論付けています。さらには、外国政府の意を受けた教育への不当な干渉、領土問題解決への支障になるなど、国家としての存亡にすらかかわってくる大問題なのです。

 私は、聖火リレーが長野市を通過する際、現地に赴き、およそ4000人の中国人が、中国国旗を振り回し、我が国の法律を無視し「あたかも占領」したがごとく傍若無人に振舞う姿に、恐怖を覚えたのであります。外国人参政権付与は、あの長野市の状態を全国自治体に広める可能性がある亡国法案であることは明白です。松原区長は、国際化と多文化共生をキーワードに掲げられております。国際化、共生、まことに結構なことであります。ただし、それは、法秩序とお互いの国家を尊敬してのことであります。そこで、政治家たる松原忠義区長のお考えをうかがいます。松原区長は、地方自治体における外国人地方参政権付与につき、どのようにお考えでしょうか。

 次に、職員の不祥事についてうかがいます。2月は、大田区職員、教員の不祥事が新聞の紙面を賑わせたことは、真に残念なことでありました。そして、4件発覚したこれらのうち、大田区がかろうじてなんとか、報道前に発表出来たのは、覚せい剤で懲戒免職となった職員の事例だけでした。それも事案発生から3ケ月以上、懲戒処分から1ケ月遅れの発表には、いくら区長が「いたずらに公表を遅らせたわけではない」と言われても、一般常識では「おおいに遅れた」としか映らないのです。

 そこでうかがいます。公開の遅れを「捜査当局からの依頼」と区長は再三言われていますが、所轄署は、いずれも「そのような事実はない」と答えています。いったい、いつ、どこの所属の誰が「公表を控えるよう」大田区に要請したのかお知らせください。


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03月01日(月)
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