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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■延命治療は結構です!日本尊厳死協会入会
先日の叔父の病床、亡き父の臨終までの姿などを思い起こし、私自身は「私の人生に意味のない」延命はやめてほしい、と強く思うようになった。ただ、本人がそう怒っていても、生前にその意思を明らかにしてほkないと、意識不明の状態で家族が、担当医師に「生命維持装置」の排除を要請しても、医師は法的責任を問われることが、先の最高裁判所判決で明らかになった。
植物人間状態で、親族に多大なる経済的、精神的、物理的、肉体的負担をかけてまで、延命されることは、私の人生観、死生観にそぐわない。そこで、ある報道番組で見た日本尊厳死協会の資料を取り寄せ、本日妻ともども入会した。
この会は、不治、末期になったときに、無意味な延命治療を断り、安らかな自然な死を迎えたいという運動を行っている。そのために、会員は以下の宣言書に署名する。
私は、私の傷病が不治であり、且つ死が迫っている場合に備えて、私の家族、縁者ならびに私の医療に携わっている方々に次の要望を宣言致します。
この宣言書は、私の精神が健全な状態にある時に書いたものであります。
従って、私の精神が健全な状態にある時に私自身が破棄するか、又は撤回する旨の文書を作成しない限り有効であります。
@ 私の傷病が、現代の医学では不治の状態であり、既に死期が迫って
いると診断された場合には徒に死期を引き延ばすための延命措置は
一切おことわりいたします。
A但しこの場合、私の苦痛を和らげる処置は最大限に実施して下さい。
そのため、たとえば麻薬などの副作用で死ぬ時期が早まったとして
も、一向にかまいません。
B私が数ケ月以上に渉って、いわゆる植物状態に陥った時は、一切
の生命維持装置を取りやめて下さい。
以上、私の宣言による要望を忠実に果たしてくださった方々に深く感謝申し上げるとともに、その方々が私の要望に従って下さった行為一切の責任は私自身にあることを附記いたします。
平成22年1月9日 犬伏 秀一
人間は「万物の霊長」という驕りと、医学の挑戦の名のもとに、神(宗教上のものではない)の専決事項である「命」の領域まで冒してしまった。少なくとも私は、神の命に従って、自らの命を終わりたいと願っている。
但し、このことは、私と私の妻の極めて個人的な価値観によるものであり、この瞬間も、世界中で愛する方の回復を祈る多くの人々や、懸命にその延命治療にあたっている医師、医療従事者の働きを否定するものではないことを、是非ご理解いただきたい。
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01月09日(土)
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