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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■陸上自衛隊生徒12期生13名殉職by内閣委員会
 昨日の日記でも書いた「少年自衛官殉職事故」について詳細な国会議事録を発見した。殉職された先輩の追悼と、17歳で国防の任務で命を失った少年達がいたことを忘れないためにここに全文を公開する。


第059回国会 内閣委員会 第4号
昭和四十三年八月二十三日(金曜日)
   午前十一時二十六分開議
 出席委員
  委員長 三池  信君
   理事 井原 岸高君 理事 浦野 幸男君
   理事 藤尾 正行君 理事 大出  俊君
   理事 木原  実君 理事 受田 新吉君
      荒舩清十郎君    淡谷 悠藏君
      稻村 隆一君    武部  文君
      浜田 光人君    安井 吉典君
      永末 英一君    伊藤惣助丸君
      鈴切 康雄君
 出席国務大臣
        国 務 大 臣
        (防衛庁長官) 増田甲子七君
 委員外の出席者
        警察庁刑事局保
        安部長     海江田鶴造君
        防衛政務次官  三原 朝雄君
        防衛庁参事官  江藤 淳雄君
        防衛庁長官官房
        長       島田  豊君
        防衛庁防衛局長 宍戸 基男君
        防衛庁人事教育
        局長      麻生  茂君
        防衛庁経理局長 佐々木達夫君
        防衛庁装備局長 蒲谷 友芳君
        防衛施設庁長官 山上 信重君
        運輸省自動車局
        業務部長    渋谷 正敏君
        専  門  員 茨木 純一君
    ─────────────
本日の会議に付した案件
 国の防衛に関する件
     ────◇─────
○三池委員長 これより会議を開きます。
 国の防衛に関する件について調査を進めます。
 この際、増田防衛庁長官より発言を求められております。これを許します。増田防衛庁長官。
○増田国務大臣 去る七月二日発生いたしました陸上自衛隊少年工科学校生徒の訓練事故において、前途ある純真なる少年生徒十三名のとうとい犠牲者を出しましたことは、まことに遺憾にたえませんことをここに表明いたします。この事故について、その概要を御説明申し上げます。
 少年工科学校三年在学の生徒の一部七十八名は、七月二日午後一時から、同校内において、当日の先任教官田村一尉の指揮のもとに教官高林二尉及び助教四名の指導により、雨中、野外の戦闘各個訓練を実施していたのでありますが、田村一尉は午後二時ころ、臨時に、同校内のため池、通称やすらぎの池を川と見立てて、夜間の渡河動作訓練を行なうことを決心し、午後二時三十分ころ渡河を開始したのであります。
 そのときの生徒の服装は、作業衣に弾帯をつけ半長靴をはきM1ライフル銃を背負った姿でいわゆる乙武装であり、隊形は池の西側寄りに南北に展張したロープを境に東側に三区隊の主力、西側に四区隊の主力がおり、北側の岸辺に婿集しておりました。生徒は田村一尉を先頭に、やや蛸集した隊形のまま池の北側から一斉に水に入りました。そして先頭グループが池の中ほどに達したころからおぼれる者が出始め、生徒の相当数が中ほどに差しかかったとき、おぼれる者がふえ、泳ぎに困難を感じて北岸に引き返そうとする者、近くの西岸に泳ぎ着こうとする者、ロープ伝いに岸へたどり着こうとする者等が続出したのでございます。

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08月27日(木)
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