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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■区立小中学校で無償の補習実施@大田区
「クサレ教育委員会か」と罵倒した後でなんだが、この施策はグッドである。大田区教育委員会は、4月から区立の小学校3年生以上の児童生徒に対し、無償で補習を実施する、と発表した。制度の概要は以下の通りである。
@教員免許を持つ「学習指導講師」を200名程度、区費で雇用し、全小中学校に2〜3名配置する。
A小学校では算数、中学校では数学と英語を週4〜12時間程度の補習を行う。
B年6回程度土曜日の午前中も補習を実施する。
C年25〜30回の小テストを正規の授業のなかで行い、一定レベルに達しない児童、生徒のうち希望者に補習を受講させる。
D予算は、約1億1千万円余り
全国学力検査の結果は特別区最低レベルの当区の取り組みとしては当然と言えば当然だが「後手後手にまわる大田区」としては、画期的な「先駆的」取り組みであり、大いに評価できる。
ところで、このような取り組みで学力があがったとしたら、「正規の授業」を担当している、東京都職員たる「正規の教員」の立場はどうなるのだろう。
安定的な立場で「学力検査はんた〜い」「教育への不当な介入は許さない」「競争を助長するな〜」などと声高に叫び、自らの指導力のなさを「誰かのせい」にしている人種には、とてもいいショックとなるだろう。
多分、区採用の「学習指導講師」は「非常勤講師」で、安定雇用ではない。だからこそ、必死に指導をし、自らの雇用を守ろうと努力するだろう。
これらの講師から、指導力ある方々は、区独自に「正規雇用」の教員とし、シ−ラカンスのような教育現場に送り込むべきであろう。
願わくば、これら新たな「講師」が、「正規教員」からイジメにあわないよう祈る。
大田区教育委員会もやるじゃん!!!!
02月22日(日)
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