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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■田母神前空幕長熱く語る@衆議院議員会館
今日は議会特別委員会の後、夕方衆議院に向かった。所属する日本会議首都圏地方議員協議会主催の研修会に出席するためだ。区内で別件の会合もあったが、今日はなんとしてもこちらに行きたかった。何しろ講師は「あの」田母神前空幕長なのだから。
「危険人物の田母神です」と挨拶されさらには「慎重さに欠けると言われるが、そうではない。私は身長が足りないのだ」と、スタ−トから笑いを取る田母神節で始まった。以下、講演要旨であるが、文責はすべて私にある。
防衛省は「決心」の出来ない役所だが、今回は「決心」が早かった。普段もこれぐらい早く仕事をして欲しいものだ。
私は30歳代から「日本は悪い国」だという論調にしっくりいかなかった。歴史とは何か。それは勝者が作るものだ。勝った者が負けた側に歴史を押し付ける。日本にとってプラスなものは隠し、連合国にとって悪いものも隠した。従って、冷戦崩壊までは、連合国側に「都合の悪い資料」は公開されなかったが、冷戦崩壊後は、次々と米国やロシアから出てきた。
私が日米開戦は「アメリカに騙された」と発言したら、SF小説のようだと言った方がいる。しかし、米国の開戦を画策した政府高官が「日本をはめた」と書いた公文書が公開されているのだ。
行政府の職員は、閣議決定に拘束されるという。私もそれぐらいの常識は持っているので、論文の中でも公の席でも「村山談話」について批判したことはない。過去にも今回の論文と同趣旨のことを発言したり、文章にしていたが、問題にはならなかった。なぜ今回は問題になったか?問題にしたかった者がいるからだ。
名古屋地方裁判所での判決の際「そんなの関係ねえ〜」と発言したが、前後をカットされ、その部分だけが報道されてしまった。だったら最後に「オッパッピ−」も入れるべきだったと反省している。
外交問題が発生した時に、軍を使って解決するのか、話し合いで解決するのかを判断するのが、諸外国のシビリアンコントロ−ル(文民統制)であり、それが常識だ。人と物と金を軍に渡すからその範囲で最強のものを作ってくれ、というのがシビリアンコントロ−ルの姿である。仔細なことまで、シロウトが指示しては屈強な軍は作れないし、村山談話を踏襲したら強い軍は作れない。
軍が強くなる基本は使命感である。お前達は強くなると悪さをする、お前達はロクな者じゃない、と言われたら働く気がなくなるだろう。歴史には必ず陰と陽の部分がある。これほどまでに陰の部分のみをクロ−ズアップしている国はない。どこの国でも「我が国はすばらしい」と教えている。誇りを教えている。
どんなに細かく法律で決めても、軍が動く時には想定外のことが出てくるが、現在の我が国の法律では、それもすべて法律を作らなければ動けない。なぜ、政府は我々自衛隊を信用してくれないのだろう。イラクで奥大使が襲撃された時、日本大使館に自衛隊を派遣しよう、との意見が出たが根拠法がないことを理由に実現しなかった。
日本が悪さをしたと言うが、南京大虐殺は当時の国際連盟でも「事実がない」として不問にされている。それよりも、長崎、広島の原爆、東京大空襲をなぜ責めないのか。こちらは、明らかであるし民間人を焼き殺す意図が最初からあったのだ。計画策定者も、爆弾を落としたパイロットも特定できる。
我が国が、このような国になったのは「大学教員の公職追放」が大いに効いた。戦後の東大や京大の学長には左翼が就き、その部下の教員が優秀な学生に「日本は悪い」と左翼思想を吹き込んだ。その世代が日本中で教育をした結果が今の日本だ。つまり勉強すればするほど「悪い子」になっていった。
日本の自衛隊は、他国からの侵略と、国会やマスコミと戦わなければいけない。トップが引いてしまうと部下も引いてしまう。だから、私が一歩でる。国会は国民のためにある。だから私が頑張ってくる。万一の場合は私が部下を護ると言ってきた。
現在のシステムは、制服から防衛大臣に情報を直接あげられない。内局の各部局を通すことが定められている。これは「国家弱体化システム」である。
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12月04日(木)
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