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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■壊すから使うな!区立高齢者施設のカラオケ
お役人の常識は区民の非常識、言い古された言葉だが真実でもある。そして、とても恐ろしいことは彼等(お役人)の多くが、その『非常識』であることが長いお役人生活の結果わからなくなっていることだ。
本日の『非常識』は、老人憩いの家のカラオケである。この施設は通称ゆうゆうクラブと呼ばれ、区内21箇所にあり地域の高齢者が、お風呂に入ったり囲碁、将棋をしたり、区営のヘルスセンタ−のようなものである。
そのプログラムの中でも好評なものがカラオケである。ところが、ある団体の方から『使わせてくれないんだ』と苦情が私のもとへ寄せられた。さっそく調べてみると、以下のような事実がわかった。
@カラオケは区が購入したものではなく、地域の方の寄付であること。修理費は区が負担していること。
A個人が利用する場合には、施設の職員がカラオケ装置を操作する。
B団体利用の場合には、カラオケの使用を認めない。
さっそく所管の高齢福祉課長を訪ねた。
私:なぜ団体にはカラオケを使わせないのか。
課長:壊すといけないので団体には許可していない。
私:なぜ団体は壊すのか。
課長:壊すこともある。壊されると翌日から使えなくなる。
私:使えなくなったら修理sるえばいい。壊すから使わせないとは、寄付してくれた方の善意に応えていない。
課長:カラオケは本来の、いこいの家の使用目的ではない。修理費は区で負担しなえkればならない。
私:その理論でいけば、課長の机にあるパソコンも、課長が壊すかもしれないから使わせない、ということになるが‥
課長:そんなことは言っていない。今後も、団体使用を認めるつもりはない。
この後、不毛な哲学的議論が繰り返されるのだったが、改善はされなかった。
以前、我が古巣、航空自衛隊で同じような『事件』があったのを思い出した。それは、予備自衛官に貸与される(はず)の、予備自衛官徽章が、陸上では貸与され、航空自衛隊では貸与されないことについて、担当官に質問した時のことだ。
担当官は、いとも簡単に、そして、あたりまえのように『紛失すると困るので貸与していない』‥‥
普段は民間人として生活している予備自衛官が、私服に着用して予備自衛官である自覚を常に持ってもらおう、という趣旨の徽章である。本末転倒と言おうか、絶句である。今回の事件と発想の原点は同じである。
民間出身の区長さんは、努々ご存知ないと思うが‥嗚呼!!お役人
08月28日(木)
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