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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■大荒れの本会議最終日
 今日は、平成20年弟一回定例会本会議最終日である。第一回定例会というのは、別名予算議会とも言われ、来年度予算案を審査する予算特別委員会を間に挟むため、長丁場となる。今回は34日間というロング議会だった。

 最終日には、各会派が予算に対する討論、採決を行うので、当然焦点は『予算』であるはずだ、たが、今回は『人事』が注目をあびた。

 13時に開会、通常であれば15時には閉会。17時半からシャンシャンと成る予定が、閉会は18時をまわってしまった。

 最初の事件は、公明党議員の討論で始まった。彼は、討論のなかで、区長提出の予算案に反対し、編成替えの動議を出した宿敵共産党幹事長の発言を非難したのだ。ところが、この発言が公開の場ではなかったことから、共産党幹事長が『発言の訂正を求める動議』を、その場で提出。議会は止まった。

 この件は、双方の歩み寄りで『大人の解決』を見たが、次は、人事案件の採決方法について、緑の党の野呂議員から『起立採決を求める動議』が提出されたのだ。採決方法は、本日午前中開催の議会運営委員会において、私の提案により『無記名』と決定されていたが、野呂議員は議会運営委員会のメンバーではないので、動議となったようだ。

 この動議には、議運にも参加している共産党が賛成。採決方法の採決を行い、賛成者少数で、当初予定通り、無記名投票となった。これは、本教育委員(実際には教育長)の選任同意議案には、与党の中に反対する議員が複数いることに配慮し提案したのだ。

 通常、首長の提案した人事案件否決は『不信任決議』と同様の意味を持つとされる。(私は、そうは思わないが‥)そこで、与党議員は『本質的な審査』をせずに『賛成』にまわってしまう。議会の監視機能は、与党という名のもとに、崩壊する。そこで、反対を公には出来ないが、人事案件に反対する『心ある与党議員』のために、無記名を提案したのだ。

 結果、出席議員49名中、賛成41名、反対7名、白票1名で、区長提案の教育委員(教育長)人事は同意された。なにかと反対する共産党は、人事には賛成(8名)。国会では、人事案件に反対の民主党は、区議会では与党中の与党であるので、当然賛成。(7名)一部議員から不満が出ていた公明党は賛成。(12名?)我が会派は、私以外は、多分賛成。(2名)さて、では残る6名の反対者、白票1は誰?

 私がなぜこの人事案件に反対するのかを記しておきたい。

そもそも、最近の大田区役所の人事は、前政権で要職にあった人物を閑職に、前政権で冷遇された者を厚遇するという基準としか思えない人事異動を1年間に再三行っている。この『ファシズム人事』により、区長や政権中枢に対しロイヤリテイを高めようとする手法は、決して組織にとってプラスに働かないことは、歴史や多くの企業崩壊が証明している。そのような前提で以下3点の反対理由をあげる。

@本案件候補者の、行政マンとしての職務遂行能力、人物人柄について疑義はなく、好感する感じている。行政職での同意であれば問題はない。しかしながら、いくら個人的問題とはいえ、混乱する教育現場のリーダーたる教育委員(教育長)への就任は認められない。

A現教育長は、本日辞表を提出したのことだが、彼の就任には、出席議員全員が同意しており、それを無視して辞表を書いたことは問題である。その任期は、まだ1年以上残っており、山積する教育現場の改革に意欲を燃やしていた現教育長が道半ばにして自らの意思で辞表を書くとは思えない。

B昨年4月の区長、区議会議員選挙以降、何度となく管理職の異動が繰り返されており、心ある職員の間には、前政権以上の『閉塞感』と『脱力感』が蔓延している。任期途中での、教育行政トップの交代は、区長から独立しているべき、行政委員会のあり方にも波紋を及ぼすものである。

 区長や、区政中枢の方々が、どうしても教育長を更迭したいのなら、前政権で要職にあり、今、閑職に追いやった管理職のなかから『職務遂行能力』のみで、教育長に抜擢すべきである。そうすれば、動揺し混乱している区職員からも『さすが、民間区長だけのことはある。度量の広い人事だ。』と評価されるだろう。


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03月25日(火)
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