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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■総務財政委員会視察 第1日目@北九州市
今日から3日間、区議会総務財政委員会の行政視察で、北九州市と福岡市を訪問する。これは、年一回各常任委員会で「視察項目」を決定して予算10万円以内、概ね2泊3日の日程で「先進的」自治体を視察する、というものだ。
区議になって9年目なので、すでにこの視察に9回参加しているのだが、とても参考になったもの、あきれたもの等様々だ。特に、夏なら北海道、秋は九州、沖縄方面という「先進的自治体」の選定には毎度疑問を持っている。
何度も書いているが、網走市には別々の「先進的事例」で2回視察しているが2回とも「網走監獄博物館」と「流氷博物館」を「視察」したのには笑った。これなどは、議会事務局職員が「古いタイプ」の古参議員に配慮した結果だと思う。68万人の人口を擁する大田区から見て「先進的事例」を持つ自治体は限られてくるので、やむをえないことなのかもしれないが、税金で行く視察であることを、議員も事務局も再認識しなければならない。
本日の日程は以下のとおり。
09:15 スターフライヤー75便にて出発
11:05 北九州空港着
12:00 宿泊予定ホテルにて昼食
13:00〜16:00 北九州市役所
18:00〜小文字京町店で夕食
視察項目は次のとおり。
@新北九州市基本構想について
自民系の市長にかわり、民主系市長が誕生したため、「新基本構想」を策定するために基本構想審議会を設置し審議しているとのこと。大田区と同じ状況で興味深かった。大田区との違いは、審議会に市議会議員は入っていないこと。審議会の下にある市民会議に多くの公募市民委員を入れていることだろう。
ただ気になったのは、それらの事前資料のフオーマットが、大田区のせれと同じで、使っている括弧などの記号まで酷似している点だ。たまたま偶然だろうが「首長が変わった自治体に基本構想審議会開催を提案する」コンサルがいるのでは、とも疑ってしまう。
A黒崎10カ年計画
大規模工場の社宅で栄えた「黒崎地区」から工場が撤退して衰退。この地区を地元の発議で再生しようという試みだ。しかし、計画で「総合健康・保健地区」と位置づけられた中心である「九州厚生年金病院」は、平成16年に開業したにも関わらず、社会保険庁解体のため売却予定だそうだ。
また、「新集客ゾーン」では「郊外型商業施設に対抗できる集客ゾーン」と作る予定が、最も大きな事業者は、なんとイオングループである。あれっ?イオンって「郊外型」じゃなかったっけ‥
B戸畑まちづくり構想
戸畑地区にあった市有地13000平方mに民間事業者により、区役所、高齢者施設、保育所、分譲住宅などを一括して建設させ、完成後、区役所部分は市が10年の分割で購入。それ以外の公共部分は一括で購入する、というスキームである。
民間事業者は、市から譲り受けた土地に分譲マンションを建て、その利益と、建設工事の利益で立替金の金利やリスクを回収するものだ。検証の結果、市直営で入札して工事するより15%程度安くあがったそうだ。いかに、行政の積算単価が「甘い」かの好例だった。
宿泊は、外装工事中のビジネスホテルの「ド狭い」シングルルーム。深夜まで屋外の全館用エアコンのクーリングタワーがうるさくて眠れない。なんともならず、クレームをつけ部屋を交換してもらった。
有意義だったかどうかは別にして、どこぞの議会で問題になった、ゴルフ付豪華観光視察とはずいぶんと違うものであることは間違いない。
11月05日(月)
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