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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■1513万円也の産業実態調査が来た!粗すぎだ!
 新政権になって、再三指摘しているが、やけに調査委託が多いように感じる。別にいまさら調査しなくても、十分日々の仕事でわかっているでしょう、という事も「新政権のため」、という枕詞で調査が行われる。

 さて、先週「大田区の産業に関する実態調査(商業・飲食・サービス業)」という用紙が、経営する会社に届いた。これは、区内製造業1000社、非製造業、商業、サービス業などあわせて2000社を調査して、何が中小企業の問題なのか、何を行政に求めているのかを調査するもので、梶宦寥v画研究所というもっともらしいコンサルに1513万1000円の補正予算をつけたものだ。

 ところで、封筒の宛名が見慣れない肩書になっている。通常は、有限会社○○と記載されてくるのだが、この調査用紙は、有限会社○○本社と記載されている。さて、この記述のデーターベースはなんだったかな。そうだ、NTTの電話帳は、店舗と区別するために「本社」と書いたっけ‥

 つまり、この業者、いや、大田区は、区内産業として15年以上の実績がある当社の存在データーを持っていないので、NTTの電話帳から引っ張ってきた、ということか。な〜るほど。ところが、同じ住所地にある鞄本○○○○という法人には調査書が来ない。NTTにも登録してある。さしずめ、鞄本〜という名称から「中小企業ではない」と、コンサルさんが判断されたのだろう。

 本気で区内商工業者のデーターベースを作るのなら、名簿専門業者や、登記簿データーなど複数の媒体とマッチングさせる必要がある。NTTの電話帳データーなんぞは、量販店で買えば数千円の代物である。儲かりますな!

 次は、この調査票の質問内容がとても粗いのが気になる。

問2 
(1)中心となる顧客について該当するものすべてに○印をご記入ください。
10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳以上
法人相手の当社は書けませんな‥
(2)顧客の居住地
(3)来店客のピークは何時
(4)3年前と比べて来店客は増えたか
問6
(2)今後の活性化に有効と思われる取り組みについて
@商店街の取り組みについて
問7
商店街への加入状況
加入しない理由

 と、商店、飲食、サービス業というくくりにしては、その質問が商店向きで、すでに回答するオヤジの姿まで、行政の中で作られているような、実に陳腐で粗い質問設定である。法人向けサービス業や、全国相手のネット販売企業には、選択肢すら見当たらない、昔からどこにでもある質問票だ。これで1500万円は実においしい。

 「大田区を相手にした調査委託業者の経営実態調査」なんていうのをやってみたくなるような「調査したという実績のための調査」である。

 調査会社各位さま
「区長がかわって最近の大田区からの調査委託の受注状況は‥‥@減ったA横ばいB激増」


10月08日(月)
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