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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■今日から環境無視のプラスチック可燃ゴミ化が開始
大田区は、前政権(区長)の時代から、環境問題には関心を示してこなかった。それどころか、区立学校の冷房化には、地域へのCO2排出負荷が高い、東京ガスを選択したり、可燃ゴミの減量で余剰が出た焼却炉で、プラスチックを燃やそうとする、23区清掃一部事務組合に積極的に加担したり、と、すばらしい見識である。
このプラスチックの可燃化は、実は、次のような共通の課題解決のために行われたというのが、もっぱらの見方である。
*可燃ゴミが減量されて困る人々
@焼却炉のプラントメーカー
炉の寿命が延び、また新規受注量が減る。また、運転保守を受託している子会社の仕事が減る。
A清掃職員(清掃労組)
ゴミ量が減り、可燃ゴミが減れば、仕事が減る。ただでさえ公務員への風あたりが強いのに、清掃事業民間委託の声がより高まる。→職場がなくなる、組合員がいなくなる
B都職員
天下り先(清掃一組、プラントメーカー等)がなくなり、人生設計が狂う
以上の結果、利害が一致した人々が、埋立地の延命を理由に、不燃ゴミ(廃プラスチック)を可燃ゴミにすることにした。区民や将来の地球のことより、自らの利益を優先する、というわかりやすい構図に、区長提案すべてYESの、23区各区議会の多数がこの決定を追認したのだ。
わが大田区でも、区長与党を自認する自民党、公明党の議員は前政権時代から、廃プラスチック焼却には賛成だった。また、ほぼ自民党と同じ行動を取ると言われている区議会民主党は、今期、新たな議員を迎えて、はじめて「廃プラスチック焼却反対」の陳情に「賛成」した。GOOD JOB!
さらに問題は、新松原政権では、容器包装リサイクル法に基づき、将来「その他プラスチック」の分別収集を始める、と言っている点だ。これは、現在リサイクルを行っている、トレイ、ペットボトル、ビン、缶等に加えて、シャンプや歯磨きの容器、菓子の袋などの「プラスチック」を資源として分別収集しようということだ。
このこと自体は、国の方針に基づいた結構な判断だ。が、今日からこれらプラスチックは「可燃ゴミ」として捨てられる。そして、来年のいつからか「資源ゴミ」に変更されるのだ。だったら、今日から「可燃」にするのはやめて、リサイクルの決定があってから、可燃、不燃のゴミを検討すべきだろう。
人は一度「可燃でいい」とされたゴミをわざわざ、リサイクルにまわすだろうか。せっかく習慣となった分別、資源化の習慣に逆行する行為である。我々消費者は、実は環境問題の最大の加害者であることを忘れてはならないのだ。
そして、新区長さん!今こそ役人の説明を鵜呑みにしないで「プラの可燃化中止」の決定をされるよう望むものである。小学校の校庭芝生化より、廃プラの焼却中止のほうが、よほど後世の評価高い「環境区長」として名を残すことになろう。それこそが、役人に迎合しない「民間出身」の首長の姿である。
10月01日(月)
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