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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■第20回自治体学会神奈川横浜大会
昨日は、朝から自治体学会という勉強会に出かけた。これは、20年前に「地方分権」を唱えて、心ある自治体職員が中心となって設立したものらしい。参加者名簿によれば、1000名近い参加者の大多数が、自治体職員で、議員の参加はチラホラ、都内の議員は私を含めてたった12名。
大会の副題は〜市民の政府を創る〜で、午前中の全体会は、そのことを実践されている豪華メンバーでのパネルデイスカッション、午後は13の分科会にわかれた。以下、私の印象に残った発言をピックアップ。
来賓:松沢成文氏(神奈川県知事)
@マニフェストを次回、統一地方選挙の選挙期間中配布できるように公職選挙法を改正しよう。「お願い」から「約束」の選挙へ。A首長の任期を各自治体で定められるようにしよう。どんなにりっぱな首長でも、長期政権によって弊害が出てくる。B住民投票を法律で位置づけよう。
(全体会)
北川正恭氏(早稲田大学大学院教授、元三重県知事)
地方自治体は、今までの管理から経営に脱皮しなければならない。管理とは、法律に基づいて国の指導のもとに粛々と事務を行うこと。経営の「経」とは、家を建てる時の設計図、「営」とは、その設計図に基づいて家を建てる工事のこと。戦後の地方政治は、この「経」の部分、つまり設計図を国に任せ、「営」の部分だけ担ってきた。そこでは、説明責任は国に対してのみ必要だった。三重県では、この「経」の部分も県で行った。こんな三重県を作りたいと。結果、説明責任は国ではなく、主権者たる県民になった。
中田宏氏(横浜市長)
国会議員の時代は、わからないまま語っていたが、市長になって、初めて地方自治がわかった。横浜市でゴミの分別収集をしようと提案すると、職員から出来ない理由が続出した。そこで、平成15年から2年間かけて「分別収集をします」と徹底してシャワーのように広報し昨年から実施した。結果、15種類の分別収集を行い、対前年ゴミ量は33.9%削減できた。そして、ゴミ工場を2ケ所廃止し、この改修費用1100億円、運転費用30億円が節約できた。これも、市民の「分別」という市政参加があったから達成できたことだ。
中島興世氏(恵庭市長)
恵庭市職員⇒市議会議員⇒市長
恵庭は3つの自衛隊駐屯地に3400人の自衛官とその家族などOBまで含むと自衛隊関係者15000人が住んでいるといわれる。その応援がないと市長にはなれないという地盤で、地盤・看板・カバンが圧倒的に「劣」の私が出馬宣言から46日の戦いで勝てたのは、政策と志だけだった。わかりやすく、親しみやすく、共感を持ってもらえるマニフェストを作り、私が市長になったら何をしたいか、を訴え続けた。話をさせてもらえた各種団体、企業、労働組合は1ケ所もなかった。しかし、勝利した。恵庭でマニフェスト選挙が出来たのだから全国どこでも出来るはずだ。
藤井絢子氏(滋賀県環境生活協同組合)
中田くん(横浜市長)が15年位前に松下政経塾にいた時にゴミ問題の勉強会で講師をした。その後、市長になってゴミ問題に取り組まれていて感銘しているが、国会議員の時にやってくれたら、我が国のゴミ問題は、もっとうまくいっただろう。国会議員は本質的に何もわかっていない。私は、琵琶湖の汚染問題を追っかけているが、この犯人は実は県民自身だった。生活廃水、浄化槽の排水などが琵琶湖を汚していたのだ。特に天ぷら油がダメ。今は、小さな町から「菜の花プロジェクト」を立ち上げ活動している。
(第一分科会)
福嶋浩彦氏(我孫子市長)
行政は、市民(主権者)の徹底したコントロール下におかれていなければならない。二元代表制だけではなく、行政の中に市民が関与するシステムがなければならない。地方自治体が次のステージにすすむには、議会が重要。議会は問題提起するだけでなく、自らが問題解決をして欲しい。私は、3期12回予算を議会に提出しているが、一度も原案のまま可決されたことはない。事前の根回しもしないし、与野党の色分けもしない。議場でオープンの議論をするからそうなる。重要議案を否決されることもある。しかし、それは、市長不信任ではなく、議会が正常に機能している証である。
そして、冷汗!!一発。
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08月26日(土)
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