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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■違法な車庫飛ばしを奨励?区営駐車場
 蒲田駅から徒歩数分の好立地に、区営地下駐車場がある。周辺の100円パーキングはいつも満車だが、どうもここは空車が目立つ。価格競争に勝つためにも、一時間単位の料金設定から、15分100円という価格に下げるよう委員会で提案し、100円パーキングらしく黄色い看板も立てたがイマイチである。

 先般、コインパーク最大手のタイム24の営業担当に話したら「すべて任せてくれれば、満車にしますよ」と自信ありげに言っていた。はたして、どのようなノウハウがあるのだろう。

 実は、この駐車場、区営ではあるが、その運営は蒲田開発事業株式会社という三セクに委託されており、その会社の代表取締役は、大田区助役、総務部長も元区幹部である。代表者が区長でないのは、旧自治省通達により「双方代理」の損害賠償請求を避けるためだろうと思う。

 さらには、この駐車場、区営であるにもかかわらず、違法な「車庫飛ばし」を奨励するがごとき行為を行っていたのだ。車庫飛ばしとは、車を購入する際、所轄警察で車庫証明をもらうのだが、その証明を取るためだけに、架空の駐車場契約を結び、実際には別の駐車場にとめる行為のことだ。

 この駐車場は、月額42000円で周辺企業(最近は個人にも可となった)に賃貸されているが、車庫証明に必要な承諾書を発行していなかった。結果、企業はやむなく周辺の民間駐車場を借りたことにして(実際に契約したとしても、とめない)、そこで車庫証明を取得する。蒲田周辺のカーデイラーの間では、販売先が「区営駐車場の契約者」であると、車庫証明取得が悩みの種だったという。

 ところが、昨年5月、都営駐車場で車庫証明を出すようになったことを受けて、この駐車場でも10月24日以降、車庫証明に必要な承諾書に捺印するようになった。しかしながら、特段『車庫証明を出します』と告知していないから、利用者は『車庫証明の出ない駐車場』だと思っているようで、よそで取るケースもある。

 ちなみに、蒲田駅周辺でレッカー移動された不運な車の保管場所も、同じ区営駐車場である。

 また、この駐車場、午後11時から翌朝7時までは出庫も入庫もできないのだ。残業した企業戦士は、車を出せず、タクシーを使う。料金徴収は完全自動化されており、24時間開けても問題はないはずだが…また、施設内には「泊まり」の駐車場担当者がいる。

 もっと驚いたことに、駐車場定期点検などの日は、入庫出庫も出来ず、その分の返金もないという。周辺の民間タワー式駐車場などでは、定期点検の場合は、返金するか、代替駐車場料金を支払っている。サービス業として当然の措置だと思うが、官のDNAが相当入ったこの会社では、「使えません」の通知だけ。

 上記を見た担当者のいい訳は、想像がつくので先に書いておこう。

@車庫証明を出さなかったのは、あくまでコイン駐車場の延長としての月ぎめ契約ですから、本来の駐車場は別にあるとの考えです。従って、敷金も頂いておりません。告知しないのは、近隣の民間駐車場から文句が出るからです。

A夜間は、防犯安全上の理由から入出庫とも行っておりません。
(いい、いい訳だ!)

Bいかなる理由があっても、一旦納入した駐車料金は返金しないと約款に書いてあり、点検等を考慮した月額設定となっております。

 このような指摘が出たら、即対応するのが、民間企業(株式会社)。出来ないいい訳を必死に考えるのが、お役所。はたして、蒲田開発さんは、どちらの部類に属する団体だろうか…乞う ご期待!

****当初の日記に、現在も車庫証明が取れない、との記載をしたが、これは昨年10月に改善されていた。また、蒲田開発事業鰍ヘ、上記問題点について自己判断できる契約にはなっていないことが判明した。訂正しお詫び申し上げる。(7/23追記)****  
07月21日(水)
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