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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■目指せ、5つ星の区役所。区議会一般質問全文
本日開催の、大田区議会第4回定例会での、私の一般質問は、以下の通りである。特に、区職員、全国公務員の皆さんにお読みいただきたい。
大躍進した民主党にも合流せず、わが道を行く変わり者、大田区議会自由党の犬伏秀一でございます。私は、先般、交通問題調査特別委員会の視察で、杉並区のコミュニテイバス「すぎ丸」を視察してまいりました。本来の視察目的である「すぎ丸」も、行政主導で推進したコミュニテイバスとしては、成功した部類にはいるであろう素晴らしいものでしたが、それ以上に杉並区役所職員の区民に対する姿勢に興味を覚えました。これは、区役所中に掲示してある「めざします 五つ星の区役所」というポスターです。曰く、目指します!五つ星の区役所。私たちは区民の皆様にお約束します。1.まごころあふれるサービスを提供します。2.プロ意識を持って仕事をします。3、時代の変化にチャレンジします。4、区民の皆様と共に考え、行動します。5、お預かりした税金は大切に使います。
素晴らしいお約束です。そして、このお約束を実践するために、このようなマニュアルを全職員に配っているのです。
接遇から接客へ
電話は2回以内で出ましょう
所属、氏名を名乗りましょう
承りました、失礼します、といって切りましょう
TシャツGパンはダメです
など、民間会社であれば、新入社員教育に使うような基本中の基本ですが、役所としては画期的な内容であります。
さらに驚いたことは、議会事務局での我々に対する対応です。委員会室で、一人一人に「紅茶とコーヒーどちらがよろしいでしょうか?」と、職員が聞いてまわるのです。素晴らしいですね、と担当の女性職員に言うと、「昼食が和食とうかがっていたので、お茶よりコーヒーがよろしいかと思って」との回答。これにもうなってしまいました。勿論、お茶を出すことが、公務員本来の仕事ではありませんが、このような気遣いが出来るとすれば、区民に対しても、それ相当の配慮ができていると思われます。
さらには、杉並区職員全員が、このような写真入りIDカードをぶら下げているのです。区民の方は、これを見れば、どこの所属の誰が、自分の仕事を担当したのかが、すぐわかり、実に結構なことだと思います。残念ながら、大田区においては、いまだに、名札すら着用しない職員が散見され、また、大田区教職員労組においては、名札着用が重要課題だ、という始末で、同じ職員でありながら、大きな隔たりを感じざるを得ません。
反面、大田区役所にも、若年職員を中心に、さわやか区役所運動なるものが実施されており、電話の応対、接遇など、実に気持ちのよい方もいらっしゃいます。問題は、この一生懸命区民サービスの向上に努めている職員と、権利の主張ばかりに執着している職員との差別化ができないところであります。それは、勿論、組合も悪いし、職員自体も問題ですが、そのことを改善できない管理職の責任も重大です。一昨年、学校現場のインチキ残業を私が指摘し、年間5000万円以上あった残業手当がゼロになりました。これは、管理職たる学校長、教頭が、永年の悪習に逆らえなかった結果です。どうせ自分の金ではないから、ここで文句言って、職員と面倒な関係になるより、払っちまえ、ということでしょうか。このような管理職の、他人事の感覚が、より一層問題の解決を先送りしていると申し上げたら言い過ぎでしょうか。
先月、私のもとに週刊誌の記者が取材におとずれ、大田区の職員の問題が全国に報道をされました。その結果、私のもとには全国から励ましが届きました。さぞかし、区職員から文句や脅しがくるだろうと期待しておりましたが、まったくありませんでした。それどころか、区職員特に、矢面の土木職員からは、このようなメールが届いたのです。
(職員からのメールは、プライバシーに配慮し、一部のみ朗読。ここでは
省略)
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11月28日(金)
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