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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■航空自衛隊の昼食の食器は4枚だった、さすが国家公務員
 今日も、予備自衛官招集訓練で、府中基地防空指揮群にいる。基地のゲートで身分証明書を出し、警衛所で「犬伏2曹」と書かれた、基地内運行許可証を受け取る。この瞬間から、気持ちも「犬伏2曹」となる。2曹とは、旧軍の軍曹の階級で、自衛隊17階級のうち、下から6個目上から11個目である。

 下士官のなかでは、上から3つ目だが、圧倒的に上官が多い。自衛隊生徒卒業時(19歳)の階級が3曹であるから、自衛隊にいれば、23〜4才のころの階級だろう。しかし、予備役といえども、階級は階級である。すれ違う幹部には、現職自衛官以上にマジメに敬礼をする。(自衛隊では、幹部には必ず敬礼をする)

 訓練中はいいが、昼食で食堂に行くときは、面倒くさい。特に、府中基地は、航空総隊やら、支援集団司令部などの部隊があり、えらいさんが多くて、大変である。以前、高級幹部に「区議会議員は、階級でいうと、どの程度でしょうか」と質問したことがある。すると「接遇の基準からいうと、区・市議会は、一佐(大佐)くらいでしょうか」といわれたことがある。しかし、今日は、「2曹」である。敬礼しなければいけない。学校でも、家庭でも、職場でも、「権威」を軽視すると組織が崩壊する。共産主義の尖兵、中国人民軍が階級を廃止し「平等」にしたところ、組織が機能しなくなり、階級を復活したのは有名な話だ。

 ところで、本日の府中基地の、昼食は、以下のとおり。
チャーハン、かにクリームコロッケ、スープ、サラダ、オレンジ。食器は、な、なんと、大田区の公立小学校(公務員が作る学校)の2倍の4枚使用していた。(この皿事件は、9月22日の日記参照)もちろん、つくっているのは、航空自衛官(国家公務員)であり、彼らは、学校給食と違って、3食つくらなければならない。もちろん、重いから、洗うのが面倒だからなどと言って、2枚しか使用しないなどということもない。無論、労働組合もない。
嗚呼、それでも、同じ公務員!

 11月6日発売の週刊文春「公務員おいしい生活C」これは、勤務実態と給与のアンバランスを書いたもので、公務員諸兄の働きを非難するものではありません。ご笑読を!
11月04日(火)
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