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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■議会改革は制度ではない、議員の意識改革から!
区議会議員は、4年の任期中に米国セーラム市、中国北京市に友好親善に1回、ヨーロッパに海外視察に1回行くことが認められており、多くの区議会議員が参加している。ところが、「海外視察」という言葉が反発を招くためか、本年度からは「友好親善調査」と名称を変えて実施することになった。その結果、「海外視察」では参加を見合わせていた会派も「参加出来るように」なったのだ。しかし、はたして、区議会議員が議員としての本旨たる議会での討論すら行わず、海外に出かけることには疑義を呈したいのだ。海外に出かけて「見聞を広める」のなら、政務調査費で行けばいいのだ。区議会議員の公費での海外渡航は、「互恵的」な訪問と、式典参加などに限定すべきである。
提言7. 国内行政視察の見直し
大田区議会では、常任委員会が2泊3日で一人十万円、特別委員会が1泊2日で一人五万円の行政視察が恒例化している。「何を調査するか」ではなく、「どこに行くか」から「調査項目」を決めるような現在の形骸化した「懇親会」のような視察は見直すべきである。特段、視察する事項がないのなら、実施しない委員会があってもいいだろう。
提言8. 区議会議員の「会費」名目の「お祝い」の厳禁について
公職にある者又は候補者は、いかなる名目をもってしても「寄付」をすることが出来ないし、行えば公民権停止を含む厳しい罰則が待っている。が、実際には、区内の祭りや盆踊り、新年会、忘年会などに区議会議員を含む議員が「会費」という名前の「寄付」を持参することが常態化している。区民や団体も持参しない議員に「●●議員はいくら持ってきた」と、寄付の強要と取られるケースもある。このような、本来の姿ではない議員と区民の悪習こそ、全議員の英断で廃止すべきである。
提言9. 陳情、請願者に所管委員会で発言の機会を与えよ
陳情、請願者は所管委員会を傍聴することが出来ても、発言することはできない。議会に対して、必死の思いで陳情、請願する区民に質問の機会を保証すべきである。
提言10. 参考人を呼んで公聴会を大いに開催すべし
大田区議会は、会派ごとに各種団体と懇談しても、議会として「参考人」を呼び、公開の場で陳述して頂くことは、制度上はあっても、活用されていない。議会の中で議論するのではなく、広く区民の声を反映するためにも、参考人を委員会に招致することを常態化すべきである。
添付資料:日本経済新聞社 日経グローカル 2011年6月20日号
朝日新聞 社説 2011年2月17日
読売新聞 都民版 2011年3月1日
08月23日(火)
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