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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■さようなら大田区議会!最後の一般質問
壊滅的で私のような元気いっぱいの者でも心が萎えてしまう悲惨な光景の被災地で、全国の自治体、公立病院などから派遣された公務員の方々が、寝食を忘れて、被災地支援に当たられていました。その勤務時間は、毎日15時間近くにものぼり、誰一人文句も言わず、粛々と職務にあたっていました。もちろん超過勤務手当など臨むべくもありません。
この方々と被災地支援を共に行ったことで、私の公務員に対する想いには些かの変化がありました。それは、「公務員は一人でも少ないほうがいい」という想い、さらには「公立病院も経済原則を導入すべし」というものです。
今回のような大規模災害時に、広域支援をするためには、ある程度の余剰人員が必要であります。それは民間ではなかなか出来ないことでもあります。
さらに、私の心を躍らせたのは、一ノ関市の宿泊拠点のエレベーターで、見慣れた防災服を着用した若い大田区職員さんと遭遇したことです。普段、議会などで服務規律の乱れに対して糾弾している相手ではない、頼もしい姿がそこにありました。
私は、一身上の事情により、この場を去りますが、いかなる立場になろうとも、皆様と共に、この大田区役所に、そして地方自治の最前線にいたことを誇りに思い戦ってまいります。昨日青年会議所主催の公開討論会に参加いたしましたが、国会議員のお二人、エリートサラリーマンの方、いずれも高尚なご高説をお持ちでしたが、やはりそれは、永田町や霞が関、大手町の視点でありました。問題は常に最前線、現場にあることを私は13年間の経験で教えられました。
みなさん、長い間大変お世話になりました。そして、ありがとうございました。
11月30日(金)
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