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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■やっぱりタメじゃん!新たな議員。なんのために議員になったのさ?
 次に、第32号議案、大田区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例について反対討論を行います。本議案は、大田区議会議長の月額報酬を200円下げ、区議会議員のボーナスを6月は6.5%、12月は5%減額するというものであります。名古屋の河村市長や前阿久根市長など、大衆迎合とも思える「議員報酬削減」がハヤリでありマスコミも面白おかしく報道をし、国民も同調をしています。ところが、議会とはなんぞや、地方議員の仕事とは、との議論は聞こえてまいりません。
戦前、地方議員は無報酬の篤志家であったと聞き及びます。はたして、区議会議員とは専門職なのか、ボランテイアなのか、さらには、区長や大田区執行部の諮問機関、あるいは、追認機関なのか、等、まったく議論されずに「職員が下がったから下げる」という提案は乱暴極まりないものであります。

 特別職報酬審議会の答申を得ている、とお答えになるかもしれませんが、特別職報酬恣意議会は、町会長や商店会長らで構成をされ、「下げてもいいですか?」という諮問に対し、「いいですよ」と答申する機関にすぎません。区議会議員のあるべき姿を議論する場でもありません。

 いま、地方議会は不要論まででるほど、存続の危機を迎えております。本当に区民の信頼を得れる区議会、地方議会にかわるためにも、議会、議員の在り方につき真剣に議論することが求められます。その議論の末、区議会議員は無報酬にすべき、という結論が出たとすれば私は喜んで、賛成討論をするでありましょう。

 これから、「いったい議会ってなんなんだろうか?議員って何か?」という自問自答を余儀なくされるであろう、与党会派の志高い新人議員の皆さまには、どうか趣旨をご理解いただき、第32号議案にも反対の態度をお取りいただきたくお願いをするものであります。

 以上、こんなヤツが一人は必要な犬伏秀一「喝!」と申し上げ反対討論といたします。

05月30日(月)
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