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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■地方自治経営学会研究大会@岩手県遠野市
 遠野市自らも被災しながらの支援はすばらしい。それにしても、沿岸自治体や遠野市から「後方支援施設」の建設要請の提案書を3年も前に受け取っていながら、放置していた政府の怠慢はなんだ!

 そして最後は、偶然にも8月に視察に行った葛巻町の鈴木重男町長による「再生エネルギー開発先進自治体、葛巻町」だ。内容はすでに視察でうかがっており、この日記でも書いたので省略する。

 懇親会を同じ会場で行うために、しばし別会場で「語り部」と「神楽」を見せていただく。せっかくなら最前列でとずうずうしく空いている席に座ると、なんとお隣は片山前総務大臣(元鳥取県知事)だった。

 そこでさっそく自己紹介(自衛隊生徒4年生の時に、鳥取県美保基地にいた)と名刺交換をし「先生が常々おっしゃっている地方議会はほとんど八百長だ、というフレーズはいつも使わせていただいています」と話かけた。

 すると片山前大臣は以下のように応じられた。

そうなんです、シナリオ通り仰々しく行うことが議会だと勘違いしている事務局や議員が多すぎるのです。先日、被災地に出かけたら、ある役人が「議場が崩壊して議会が開けない」と嘆いていてびっくりしました。

体育館でも、学校の教室でも、どこでも議論は出来るはずなのに、議場という非日常の空間がないと議会ができない、という感覚がだめなんです。

 おおいに納得。そのとおりである。この瞬間だけでも遠野に来た価値がある。


 そして懇親会。いつもながら、まったく知らない全国の市長、町長、自治体幹部、議員と知り合える楽しい時間だ。今回は、福井県高浜町のイケメン町長さんととても親しくなった。ぜひ、町役場をお訪ねしたいものだ。

 宿泊場所が遠野に確保できなかったため、二次会はなしで花巻市内のホテルまで移動。真面目に寝ることにする。明日は7時から被災地、陸前高田に半年振りに向かう。
 

10月27日(木)
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