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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■平成22年度決算賛成討論 「寝るな〜!」
日頃、「憲法9条」だ、「派兵反対」だと、国際常識では理解できない戯言を叫んでいた人々も、あの大震災の地で、身を呈して被災者の捜索、支援にあたる自衛官の姿を見て、さぞかし「国家」のありがたさを痛感したに違いありません。
国民の生命財産を守るためには、国家に強さが求められます。市民運動家の理想論では、激動の国際社会で、国家国民を守ることは困難なことは、あの最低の宰相菅直人さんが示してくださいました。あの方は、北朝鮮を支援する「市民の党」で市民運動をしながら、お遍路さんでもするのがせいいっぱいだったのでしょう。
ところで、この市民の党の代表者は昭和57年、田英夫・元社民連代表や宇都宮徳馬・元衆院議員らと政治団体「MPD・平和と民主運動」を立ち上げたことは有名な話です。そして、田、宇都宮両氏とともに、北朝鮮や中国にシンパシーを抱いていたことも明らかになっています。松原区長は大学ご卒業後、宇都宮徳馬氏の秘書として政治の世界に入られました。
宇都宮氏のご薫陶を様々な場面で受けられて、今日の地位まで昇りつめられたのでしょう。しかし、そのご薫陶のなかで、北朝鮮や中国に対するシンパシーだけは、69万区民の生命財産を預かる身となった今こそ捨てていただきたいのです。
私は、さきの決算特別委員会で、1991年9月7日、区議であった松原区長が区議会訪朝団の一員として北朝鮮の首都ピョンヤンにおいて「金日成主席へのお土産パソコン贈呈式」に臨まれた写真アルバムをお示しいたしました。さらに、このアルバムには「世界に広がれ主体(チュチュ)思想」とまで、金日成主席を褒めたたえる言葉がならんでいました。このころから、大田区は北朝鮮への支援を深めていったのではないでしょうか。
同じピョンヤンでの朝鮮労働党幹部との懇談会の写真には、北朝鮮側から「千鳥町の朝鮮学校への大田区の支援」に対する北朝鮮側の謝辞が書かれていました。
松原区長は国際化をキワードにされています。結構なことです。しかし、国際化とは、一方的に相手国に諂うことではありません。お互いの違いを理解し、相互に主権を尊重し、信頼関係のもとに成り立つものであります。
その意味で、現在の中国、北朝鮮の我が国に対する態度は、決して友好的なものではなく、それどころか敵対的と言ってもいいぐらいです。そのようななか、区長自らが中国に再三渡航し、大田区幹部、区民、区議会議員が毎年中国詣でをする姿は、国際化とは程遠いものであり疑問が残ります。
また、朝鮮学校の保護者助成として毎月一人あたり、11000円、60名へ年額800万円弱、千鳥町にある朝鮮第6初級学校への振興事業として年額100万円合計900万円弱の区民の税金が北朝鮮支援に使われています。朝鮮学校の保護者には罪はないと言われるかもしれませんが、これらの補助金は保護者に直接支給されず、朝鮮学校の学校長が受領しています。朝鮮労働党ならびにその傘下の朝鮮総連の管理下にある朝鮮学校に渡した補助金が、金正日のデイナーに使われていない保証はありません。
このような、23区でも異例な補助金は即刻廃止すべきです。横田めぐみさんをはじめ多くの拉致被害者が無事帰国し、北朝鮮が真の民主的国家に生まれ変わったときには、喜んで再開すればいいのです。どうか、来年度予算では中止を強く求めるものであります。
また、無用な中国詣でも来年度からは実施されないよう、国際都市の名に恥じぬ誇りをもって区政運営に取り組まれますよう強く、強く望むものであります。
以上、渋々賛成をするにあたり「渋々」につき何点か申し述べました。地方分権のながれのなか、基礎的自治体たる大田区が真に区民の信を得るために、決算特別委員会での様々な意見要望に真摯に耳を傾けられ、大田区に本来の二元代表制の復活を願い私の賛成討論といたします。(どこが賛成だ!のヤジあり)
10月12日(水)
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