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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■被災地を想い、区長の4年毎の退職金2314万円はやめろ!
そこで、「半額の理由が不明確」「引き続き議論すべき」との理由で、継続審査を主張されたのでありましょう。しかし、継続を主張された皆さんもご存じのように、今期の区議会は本日で終了いたします。ここで「継続審査」を認めるということは、「審議未了、廃案」を意味します。そして、松原区長にはめでたく来月2314万円もの退職手当が税金から支給されてしまうのです。
この条例案に「継続」を主張した皆さん、今一度私たち議員の仕事を考えてみましょう。
おかしいと思った時、民意からそれている時、又それを気付いた時に修正するのが私たち議員の、議会の使命であり、権能ではないでしょうか。与党であることより、議員であることに誇りを持とうではありませんか。
先日の読売新聞の統一地方選挙の特集記事に、皆さんもご存じの子育て支援団体のKさんがコメントを寄せられていました。「大田区には、政策提案が出来る議員はほとんどいない」と。そして、この連載記事の主張は「何も議論しない追認機関たる区議会、市議会」というものでした。また、2月17日の朝日新聞の社説では「なくそう三ない議会」として、「議員ごとの賛否を公開しない」「修正ををしない」「提案をしない」と我々地方議会を酷評しています。名古屋の例を見ても、そろそろ住民、有権者が我々地方議会のあり方に疑問符を突き付けているのがわかります。
高額な区長などの退職手当満額支給を半減しようとする条例提案について「継続審査」としようとされている多くの区議会議員の皆さまには、どうか、党派やイデオロギーの対立を乗り越えて、真の議会改革のため、そろそろ気づいていただきたいのです。いまこの瞬間も灯油が切れ、毛布だけで暖をとっている被災者の皆さんを想い、自分たちだけ「もらえればいい」と言う我欲とも言える高額な退職手当を、大田区議会の良識で変えようではありませんか。議会の議決機関としての権能を示すためにも「継続審査」をやめ、本定例会において委員会審査を省略し採決されることを強く強くご期待申し上げ「継続審査」に反対する討論といたします。
03月23日(水)
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