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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■福島県いわき市より帰還!

 そこで、水140ケース(ボトル24本入)と、大人用オウツ、トイレットペーパーなどを自治会集会所に荷卸しを始めた。「姉が蒲田1丁目に住んでいます。」とのお話、ご縁があったな、と感じた。明朝から65歳以上の住民優先で配布して下さるとのこと、よかった!

 この場所での作業中、大きな地震があった。東京から来た仲間はちょっと驚いたが、老人ホームのみなさんは「慣れました」と平然。大変だったろうな。

 すでに、夜9時を過ぎている。トラックにはまだ水が残っている。いわき市の救援物資集積所に降ろす選択もあったが、もっと足りない場所に届けよう、との結論になり、燃料節約のため、残った荷物を2トン車に載せかえ、4トン車2台は帰ることになった。

 翌日予定があったので、私もトラックの助手席に便乗させて頂いた。10字過ぎに出発すると終電はないな。どこに帰るトラックだろうとうかがうと、な、なんと我が家からほど近い大田区の業者さんだった。なんたる偶然、いや幸運。高円寺から来てくださったボランテイアの男性と帰路についた。

 途中、サービスエリアでおにぎりの晩飯を食べたのは日にちが変わったころだ。自宅前まで4トンロングの大きなトラックで送っていただいて到着は深夜2時。高円寺の方をお泊めできるスペースが我が家にはないので、私の事務所かサウナか、とお話すると彼は「犬が心配なのでタクシーで帰ります」と。わかるな、その気持ち。

 すると、運転手さん「大丈夫、高円寺まで送るから」と申し出てくださった。ありがたい。お礼の言葉を男性と共に述べると「君のために送るんじゃないよ。ワンチャン(私ではない。犬のこと)のためだよ」と冗談が帰ってきた。今回の物資輸送では、このような多くの人々の心の温かさ、無償の善意に触れた。

 この国も捨てたもんじゃない。頑張ろう日本!頑張れ被災地の皆さん!
ありがとう、多くの善意を!ボランテイアの皆さん、お疲れ様!

緊急物資輸送の画像
**必要な物資**

被災地の状況は場所により、また時期により刻々と変わっていることを実感した。いま欲しいもの、それは「今聞く」しかない。したがって、何が欲しいかは、そのつど問い合わせていただきたい。近日中にまた出かけるつもりだ。

(以下、福島県三春町HPよりご参考)

救援物資についてのお願い
 救援物資については、町民のみなさんのご協力により、毛布などの寝具類は、充分に確保できた状態となりました。
 現在、不足しているものは、次のとおりです。

現在不足しているもの
※主に衛生用品が不足しています。例えば下記のようなものです。

子ども用の紙おむつ
大人用の紙おむつ
尿取りパット
女性用の衛生用品


大田区の子供たちからの支援物資に添えられたメッセージ

03月20日(日)
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