ID:98044
いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
[1480552hit]

■みんな知っている!でも知らん振り?大田区談合
また、97号議案では10月13日の私の「談合情報あり」との指摘に、経理管財課長はなんら調査をしなかったのです。情報通りの業者が落札後、私が調査状況を確認しにいったのは11月5日ですが、この際も「調査するかどうか検討中」との回答でした。これでは、官製談合を疑われても止むを得ないと思いますが、大田区は本件につきどのような調査、処置をとられたのでしょうか、お聞かせください。

区役所には談合情報検討委員会というものが、形だけあると聞きました。委員は大田区職員だけというお粗末なものですが、なぜ外部委員を入れて透明性を確保しようとしないのですか。まちづくりなどは、学識経験者を集めるのがお好きな大田区執行部にしては不思議なのですが、この委員会の委員、性格を教えていただき、今回の4議案ではどのように機能したのかおたずねいたします。

区内の業界からは、「入札前に落札予定業者所謂チャンピオンの現場代理人(監督)が、大田区担当者と案件の現場を談笑しながら二人で歩いている姿は、いくらなんでもやりすぎだ。当然、大田区もチャンピオンを知っているが‥」との苦言も聞こえてきました。このようなことを見聞きしたことはありますか。「ない」とお答えになるのは想定内ですので、であるとすれば、今後、このようなことのないよう注意喚起するお考えはありますか。

業界団体の顧問や相談役に国会を始め各議会の議員が名前を連ね、区長や区幹部が業界の懇親会などに参加する間柄を完全に否定するつもりはありませんが、行き過ぎた区内業界擁護は、大地震と同じように必ず来るであろう「入札自由化」の際、保護政策の結果、競争力を失った区内業者が、軒並み倒れていくことになりかねません。今後の入札改革の取り組みをお尋ねして議案に対する私の質疑を終わります。

 これに対する、野田副区長の答弁は、やはり柳田法務大臣と同じ、いつもの内容だった。答弁の内容は要約すると以下の通り。

不落随意契約は「契約を早く進める」ためにも必要であり、大田区予定価格に近い数字での契約となるが、予定額内なので問題ない。

今回の契約案件は、いずれも適正な競争により行われたと考えている。

談合情報はウワサにすぎず、確実な内容は把握できなかった。

 この答弁には、私は怒った!以下は、ノー原稿のため、必ずしも正確ではないが、私の発言の趣旨である。詳細は、大田区議会のHPから映像をご覧いただきたい。

冗談じゃないですよ!何が契約の時期ですか。では、不落随意契約を廃止した国や他の自治体は出来て、大田区は出来ないのですか。そんな特殊な事情が大田区あるわけがないでしょう。

区内業者育成とおっしゃるが、どこが育成しているのですか。ただ、利益を確保しているだけじゃないか。勿論、中小企業育成も大田区としてのミッションでしょう。しかし、我々議員は、そしてあなたたち公務員は、業界や業者のために、ここにいるのではないでしょう。

議員は、そして、お役人は、最小の経費で区民の最大の幸福を実現するために働いていることを忘れないで頂きたい。一部の業者や、業界のために議員やお役人が働く、そんな古い時代は終わったことを知らなければだめだ!!!!

にほんブログ村
上記二つのバナーをクリックして頂くとランキングがあがります!

11月26日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る