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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■大反対!中国大連市議員派遣。反対討論
 さて、そのような鍔迫り合いの時期に、我が大田区議会では10月18日より、中国大連市に友好親善使節団10名を派遣するとの議案が上程されました。友好親善を否定する訳ではありませんが、相手はなんでもかんでもプロパガンダに使う共産主義国家です。例え、大連市という地方自治体であっても共産党の組織の一部を構成しているのです。
 「我が国の領海である尖閣諸島に侵入した日本の巡視船に賠償と謝罪を求めたところ、首都東京の大田区から議員が9名謝罪にやって来た。かわいいヤツだ。」と利用しかねません。
 また、「国際化」を標榜する松原忠義区長には、10月30日から北京市朝陽区に町会長ら区民45名からなる親善訪問団の団長として訪中されることになっております。
 隣国と親しくすることを否定するものではありません。しかし、それは相手がまともな常識を兼ね備えている場合であります。
 特に、さきほど申し上げましたように、国際社会でのパワーバランスは、常道ではいかないことが多いことを、市民活動家出身の菅総理はそろそろ理解をしていただきたいものであります。
 
 さて、そのような今日、例え地方自治体同士の交流であっても、相手が相手だけに慎重になることが求められます。特に、今回の訪中団は自民党、公明党、民主党の超党派9名から組織されています。まさに、相手のプロパガンダの好材料として使われかねない可能性があります。
 このような時期に、緊急性のない本事業を実施することは到底、納税者、有権者の理解を得ることはできません。
河津章夫議員、伊藤和弘議員、押見隆太議員、鈴木康之議員、荒川善夫議員、古山昌子議員、渡部登志雄議員、岸田正議員、森愛議員!議案提出直前に参加を取りやめた、民主党の山崎勝弘議員、共産党の藤原幸雄議員のように、考え直そうではありませんか。会派として参加を取りやめた、日本共産党大田区議団には、その思想信条の違いはあれども敬意を表するものであります。                                
 また両国の関係が修復され、中国が大人の対応になったら、改めて行こうではありませんか。参加議員各位の翻意を心からお願いするものであります。
それでも、どうしても行くのであれば、尖閣諸島の歴史的経緯などをわかりやすく中国国民に説明し、今回の中国政府の要求がいかに国際的に理不尽なものかの理解を得てくることを望みます。

 最後に曽野綾子氏の今回の事件へのエッセイの一説を披露します。

「中国にとって、政治力・気力・武力の劣る国はなめていいということだ。これはしかし、決して中国だけの思考の形態ではないだろう。どこの国でも、主流となる考え方は大体こんなものだ。それゆえ、人も国家も力を持たねばならない。」

 今必要なことは、我が国にとっての正義を貫くことであります。以上で私の反対討論を終わります。



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09月29日(水)
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