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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■第三回定例会 一般質問
 もっと面白いことがあります。旧区役所近くに荒木秀樹議員もごひいきの弥生軒という飲食店があります。区役所があった時代には、管理職を含め多くの職員が仕事帰りに食事をしたり、お酒を飲んだりと繁盛していたそうです。そこでまさかの区役所移転。売り上げの大幅な減を助け、過去の店主の親切に報いようと、区職員有志で毎月9日に集まる「九日会」という親睦会を作ったのです。ところが、これが反松原団体であると決め付けた執行部は、弥生軒に出入りしたら「飛ばす」とおふれをまわしました。議員の皆さん、信じられないでしょうが、今、この場にいる方々が真顔で話しているのです。
 また、同じような話が池上でもあります。市民活動を積極的に進められているYさんという方が経営しているWILLという飲食店があります。以前は別の場所で営業されており、そのころから、教育委員会、PTA関係者が多く出入りしていました。ところが、この方の発言が現政権に対し批判的なことを知ると、教育委員会幹部が職員や関係者に「あの店には行くな」と、これまたおふれを出したのです。公立学校のイジメを撲滅すべき教育行政のトップによる笑い話のような大人のイジメが、本気で行われているのです。
 なぜ、これほどまでに報復人事が行われてしまうのでしょうか。どうせ「人事は適正に行われている」、「適材適所」という無意味な答弁がかえってくるのでしょうが、野田さん、どうしちゃたんですか。なぜ、何を恐れてそれほどまでに変わってしまったのですか。あなたの良心は早稲田の杜に置いてきてしまったのですか。
 旧政権時代にも、強引さはありました。しかし、何か事業課で問題があると、担当課長が区長に直接面談し調整することはままあった光景です。ところが、いまや区長室の扉は、一部の取り巻き以外には開けることができません。多くの区民の方から言われるのは、松原区長と会っても、わきで秘書がメモをとっているので、とてもイヤだ、と。民間出身とは、社長室を閉ざすことだったのですね。
 恐怖政治の例には事かきません。先日、永井議長議員在職30周年のお祝いの会を有志で計画いたしました。多くの区管理職の方にもご参加いただき、とても和やかに会はすすめられました。ところが、そこでも諜報戦は繰り広げられていたのです。一次会は儀礼的なものなので、参加してもお咎めなし。2次会には、どの管理職が参加したか、これは逐一執行部に報告され「反体制色」をチェックされています。同じく、田崎元助役が理不尽な形で池上長寿園を追われたことを知った現職、OBが7月にアペアにおいて「送る会」を開催し、100名以上の方々が集いました。OBはいいとして、ここに参加した現職も勿論チョックされてしまいました。
 これが、公平な人事、民間出身を標榜する松原区長の人事でしょうか。私は、民意で選ばれた松原区長の預かりしらぬ場で、取り巻きが勝手にやっていると信じたいのです。区長どうでしょうか。ご存知でしたか。ご存知だとしたら大問題、知らないとしたら、裸の王様で、これまた問題。どちらでも区政のトップ、区長の責任です。お考えをうかがいます。
 大田区役所に勤務する約5000名の職員さんには、それぞれに5000通りの人生があります。家族もいます。生活もあります。その家族のため、生活のため、嫌々渋々、政権に忠誠を尽くさせる今のやり方は、決して良い職場環境を作りません。職場では誰が森派なのかが注視され、「反体制」の動きの密告が常態化しています。まるで、ミサイルを撃ち込んでくる、ならず者国家のおじさんに似ていませんか。
 松原区長、政権が変わるとコロリと寝返る人間は、また1年半後に、コロリと行きます。真の相談相手ではありません。そのことに早く目ざめて頂きたいのです。でなければ、多分、あなた自身が条例を改正してまで約束された3期12年は、夢また夢となってしまうに違いありません。

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09月17日(木)
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