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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■学校を変える・地域を創る@政策研究大学院大学
五ヶ瀬町から転出する校長の送別会で、「明日から、もう普通の校長に戻っていいですよ」と送別の言葉を述べると、誰もが「もう戻れない」と答えてくれる。私が教育長を辞めても続く仕組みを作りたい。

 小さな町だから可能な「教職員の行政化」は、社会の常識に触れ合う仕組みとして素晴らしい。大都市では「教職員の社会化」が重要な課題であると痛感した。ちなみに、教育長は県の職員である。


岡本薫政策大学院大学教授

地域と学校の関係は文科省でも所管部局により大きく変わる。

生涯学習局:地域の中に学校がある。

初等中等教育局:学校のまわりに地域がある。

学校は、初等中等局所管なので、地域のかかわりも「学校支援」という、学校を中心に考えるようになってしまう。そうではなく、地域の中に学校もあり、企業も存在するとしなければだめだ。

学校という「異文化」の人々と会話をするには「通訳」のような人がいると双方理解が早い。

医者は医師たる教員が教育する。医学部の教員は大学病院があるし、お客様(患者)は大人なので「浮世離れ」は、学校の教員ほどひどくない。ところが、教員養成をする大学の教員は、ほとんどが大学の教員しか経験していない。つまり、小学校や中学校の現場を知らない「浮世離れ」した人々が教育するのうえ、学校ではお客様はみな子供、より一層「浮世離れ」がすすんでしまう。

 いや、酷暑の4時間だったが、興味深いシンポジウムであった。上記の他、政策研究大学院大学永井順国名誉教授、仙台市教育委員会庄子修参事、横浜市立鉄小学校前田隆校長、読売新聞中西茂研究員がコメントをよせられた。

 なるほど、学校は「異文化」の地だったのか。どうりで、学校や教育委員会とは、なかなか理解しあえなかったはずだ。たぶん、お役所も「異文化」なんだろうな。さて、どうすれば「異文化交流」が可能になるのか、じっくり考えたい。

 おっつ!!!なんと六本木のど真ん中で、タイムサ−ビス19時まで生ビ−ル1杯100円!!行くぞ!!!

07月30日(木)
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