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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■ビジネスか青少年育成か?@区営東調布プ−ル
となっている。が、これらの団体は、Oさんが「申し込み先」「連絡先」「集金担当」「講師の調整役」「施設予約担当」となっており、明らかに上記に違反する。
また、少年育成団体として登録されると、施設利用料金の25%の減免の特典があるが、この登録要件には「指導者、世話人に謝礼・報酬が払われないこと」とある。Oさんの団体では、コ−チに90分で、5000円の謝礼と、月単位で交通費が支払われている。90分5000円は、時給換算で3333円となり、決してボランテイアと言える額ではない。
営利であるかどうか。Oさんが大田区教育委員会に届け出た入会金は2000円、実際には3000円。月会費は届出が月額2000円、実際の月謝は4500円である。毎月、保護者の郵便貯金口座から引き落とし、という徴収モレもない方法で集金される額は、団体利用実績から逆算すると以下のようになる。
東京都辰己プ−ルでの水泳教室の生徒を含め、概ね220名が会員となっていると指定される。入会金3000円X220名=66万円、月謝4500円X220名=99万円。
経費として、プ−ル貸切料で約月額13万円を差し引いても、Oさんの手許には、月66万円、年額800万円近いお金が「公共施設のおかげ」で入ってくる。(講師謝礼が、規則どおりタダだとして)
コ−チに5000円払っている実態からは、週4回で2万円、月4週で8万円の人件費が上記から差し引かれるが、それでも月50万以上の額となる。はたして、税務申告は適正に行われているののか。税務当局の調査の結果が待たれる。
これだけでも問題だが、さらに問題は、このコ−チの中に現職の大田区の係長さんがいる。この方は週1回夜間コ−チをしているが、他のコ−チの代わりに、平日の午後3時半から入ることも度々あるというのだ。最近では、11月6日3時半から、12月11日3時40分からプ−ルサイドにいたのが確認されている。
本日の午前中に、この方の所属長に同日の出勤簿から「時間休暇(公務員は1時間単位で休暇が取れる!)」を取得した者を確認したところ、12月11日には2名いるが、11月6日には時間休を取得した者はいない、との回答を得た。
時間休暇を取得してコ−チをしているとしたら、税金から休暇相当の時給を支給されながら、さらに5000円謝礼をもらっており問題である。時間休を取得せず、勤務時間中であれば、重大な法令違反となり懲戒処分の対象ともなる。いずれにせよ、公務員が所属長の許可なしに「謝礼」をもらう事は服務事故となり、さらに、それが区の施設を利用しているのだから、どうしようもない。
もっと驚きがある。なんと、この係長さんの配偶者は、このプ−ル等を管理監督する部署の大田区管理職なのだ!!現場や関係者の声を総合すると、この配偶者が、この立場に就任してから、Oさんの施設に対する要求はエスカレ−トし、恫喝と受け取れる行為もあったらしい。ただ、この配偶者たる管理職は、実に真面目な方で、多分、Oさんと配偶者たる係長に「その立場」を利用されたのだろう。それが証拠に、夫婦であることが利用者にわかった11月以降、この管理職さんは、利用者の前には現れなくなった。
さて、Oさんや係長さんの名前をインタ−ネットで検索すると驚くべきことがわかった。お二人は、ある政党の系列である「新日本スポ−ツ連盟」に所属し、辰己プ−ルでの「水泳教室名」で、この団体の主催する水泳大会の常連でもあった。
近隣区にある係長さんのご自宅の写真をネットで表示すると、フェンスには、「ある政党」の候補者のポスタ−と政策ポスタ−が並んで貼られているのを確認できた。
大田区職員組合の歴代委員長は、この政党の党員であるのは周知の事実である。まさか、このことがOさんの団体に「便宜供与」した原因ではないと思うが、不審感はつのる。
Oさんは、一昨年、水泳指導、指導者育成、施設管理を目的としてNPO団体を設立し、監事には、この大田区の係長さんも名を連ねた。このことは何ら問題はない。が、このNPOの平成20年度の事業計画書によれば、「水泳施設管理運営事業の次年度実施に向け、関係各所との折衝や人材確保の準備計画の策定を行う」とある。
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03月18日(水)
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