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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■平成18年度決算賛成討論
 土地交換は、本区の土地交換条例に基づき執行されたとの答弁を得ていますが、土地交換として許されている公用・公共用目的の範疇を逸脱しているのではないかという疑義のあるところです。公用・公共用としてはその床面積があまりにも狭い、賑わい創出というには中途半端な本計画を改めて原点に立ち返り再検討すべきです。
 
 10月1日から大田区ではプラスチックが可燃ごみになりました。松原区長の環境に対する高い意識が施策に反映されない状況を憂慮するものであります。温暖化・健康への影響を最小限に食い止め、清掃工場を将来的に削減していく方向性を明確にするために、そして、区民の混乱を最小限にとどめるためにも、一日も早く容器包装リサイクル法対象の、その他プラスチックのリサイクルをスタートさせるべきです。その決断こそ、小学校校庭の芝生化などより、3期の任期全う後も永きにわたり「環境区長」として名を残されることと思われます。どうか既定路線を変えることを嫌うお役人に迎合しない「民間区長」を具現されますよう強く要望いたします。
 
 仮称上池台小池公園で本年夏、お魚さんたちが多数お亡くなりになりました。これは、ミネラルオーシャンという名称の生石灰を主成分とする環境浄化剤を9000平方メートルに27トンも散布し、汚泥を攪拌したことによる酸欠死でした。製造元のホームページによる各地の施工例では平米あたり100グラムから300グラムの散布が標準と書いてありました。委託業者に、千葉の釣堀業者だと言って標準使用量を尋ねましたところ、平米500グラム程度で、多くても1キロとの回答がありました。それが、大田区の小池では、なんと平米3キロもの薬剤を散布したのです。
 
 さらに問題なのは、この散布に先立って、複数の調査が行われているにもかかわらず、その調査結果は、この散布業者には知らされていませんでした。調査には、池の浅い部分と深い部分とで酸素濃度が異なっていることが明記されており、攪拌すれば、池の酸素濃度が低下し、生物に影響を与えるであろうことが容易に推測できるものでした。結果として、専門知識を有するという理由で随意契約を行った散布業者も、また調査を委託した区もこの調査結果を活用することができず、多数のお魚さんがこの世を去るという結果を招いてしまいました。いったい何のための調査だったのでしょうか。複数の調査が相互に有機的に活用されることなく、調査そのものが仕事だった好例です。また委託業者選定も、業者からの売り込みにより1000万円を超えるこの契約を随意契約で行うなど、小池の水より不透明です。こうした調査を基に決定した小池をセメントで固めプール化する工法そのものが果たして最善であったのか、工法選定の有効性さえもが疑わしくなるところです。
 
 新区長になられて、様々な調査委託をされているようですが、調査することが目的にならないよう、その結果の公開はもとより、関係部局の全庁的な情報の共有が必要です。
 
 残念なことに、大田区の情報公開は決して透明性の高いものとはいえません。区役所や区職員が持っている情報は、個人情報などを除き、実は区民からその情報の所持を委託されているものであることを忘れてはなりません。このことを管理職のみならず、全職員が改めて認識することが求められます。
 
 本日で、第三回定例会が終了します。松原区長と区議会議員8名は米国セーラム市へ親善訪問に出かけ、野田副区長と森特命担当部長および議員7名は北京市朝陽区へ、さらに清水経営管理部長はタイへ、また区議会議員10名はヨーロッパに視察に出かけます。その総額は約1800万円、すべて区民の税金です。はたして、区内に問題が山積する今日、区の錚々たる幹部や区議会議員が海外に出かけている場合でしょうか。
 
 松原区長は選挙戦を通じ「民間出身」をキャッチフレーズに戦われました。そのことは区民感覚から離れている大田区役所にとって誠に結構なことだと思います。しかし、長い間の議員生活は、実はご本人も知らぬうちに、民間の感覚から乖離し、お役人のそれに近づいていく危険性をはらんでいるのです。この区庁舎の10階の住民も、5階の住民も、常に庁舎の外の空気を忘れてはなりません。
 

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10月10日(水)
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